あのマドンナがNFTを発表

世界的に人気のアメリカの女性歌手・マドンナがNFTを発表して話題となりました。作品は3つで、どれもマドンナの体を3Dスキャンして作られたモノ。しかし、性的に非常に過激な内容となっており、物議をかもす結果となりました。

マドンナのNFTとは?

マドンナが制作したNFTは、デジタルアーティストのビープル氏とコラボしたモノ。
ビープル氏は、ディストピア(管理された近未来)な作品を得意とするアーティストで、2007年5月1日から毎日1枚ずつ絵を描いている「エブリデイズ」シリーズが有名です。その中から5000枚をチョイスしたNFTアート作品「Everydays: the First 5000 Days」は驚異の6940万ドル(89億7220万円)で落札されました。

今回のコラボで作られた作品は「Mother of Creation(創造の母)」というシリーズ作品3つ。静止画ではなく、全てアニメーション映像となっています。
では、1つ1つ見ていきましょう。

【Mother of Technology(テクノロジーの母)】
マドンナがNFTアートを発表全裸の女性の女性器から機械的なムカデが何匹も這い出てくるというモノ。

【Mother of Evolution(進化の母)】
マドンナがNFTアートを発表崩壊した未来世界を背景に、全裸の女性の女性器から無数の蝶が飛び立つというモノ。

【Mother of Nature(自然の母)】
マドンナがNFTアートを発表どこかのラボのような場所で、全裸の女性の女性器から木が生えてくるというモノ。

どの女性も同じ顔をしており、マドンナ氏本人をモチーフにしていると思われます。そして、全ての作品において女性器から何らかのモノが出てくるという、子どもには見せられないセンセーショナルな内容になっています。
なお、乳房はおろか女性器についてもモザイク処理などは一切行われていない為、閲覧する方はご注意ください。

ローマでのライブパフォーマンスで「十字架に磔にされる」と言った過激な事をして、物議をかもす事が多いマドンナ氏ですが、今回もこのような内容だった為、世界中から賛否の声が上がる結果となりました。

結果は?

この3つのNFTはマーケットプレイス「SuperRare(スーパーレア)」にて5月11日~13日の3日間に渡ってオークション形式で販売され、「Mother of Technology」は13万5000ドル(約1743万円)、「Mother of Evolution」は166ドル(約2万円)、「Mother of Nature」は34万6000ドル(4469万円)で売れました。「Mother of Evolution」だけ何故こんなに安かったのかはちょっと分かりません(汗)。
賛否あるとは言え、そこはさすがのマドンナ。合計で6,000万円近い売り上げを叩き出しました。なお、この収益金はウクライナの女性と子どものための慈善団体などに寄付されるとの事です。

転売されたら買うべき?

全て1点物ですが、買ったオーナーがこの作品を手放す可能性もあります。世界的にアーティストのマドンナの作品ですから、プレミアがつく事は間違いありません。どれも相当の金額になるとは思いますが、もしも転売されるような事があれば、是が非でも手に入れた方が良い……かもしれませんね。

【サイトはコチラ】
https://superrare.com/series/0x28b19a2885b68613d89c4e38eaf5cf3849978d70
画像引用:SuperRare
※オークションは既に終了しています。