あの名作映画の脚本がNFTに

アメリカの映画監督クエンティン・タランティーノが、自身が監督した映画「パルプ・フィクション」の脚本初稿ページのデジタルコピーと音声解説7つをNFTとして販売する事を発表しました。

パルプ・フィクションとは?

「パルプ・フィクション」は1994年に公開されたアメリカ映画です。監督はクエンティン・タランティーノ、出演はジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリスなど。
とあるギャングの話と落ちぶれたプロボクサーの話を、バラバラの時系列で交錯させながら描いた一風変わった作品で、アカデミー賞の脚本賞を受賞しました。
タランティーノ監督らしいやたらに長ったらしい会話シーン、あまりにもあっさりと死ぬ人と言った演出がてんこ盛りで、タランティーノ映画の中でも最高傑作と言う人もいる、カルト的人気を誇る作品です。

パルプ・フィクションがNFTに!

そんなパルプ・フィクションですが、監督が最初に書いた脚本と実際の映画とでは異なる部分があるとの事。今回のNFTは脚本初稿ページのデジタルコピーと監督本人による音声解説という物になっています。出品者はタランティーノ監督本人。パルプ・フィクションファン、タランティーノファンにはたまらないアイテムと言えます。

気になるNFTの詳細ですが、販売されるマーケットはNFTマーケットとしては世界最大級と言われる「OpenSea」。また、このNFTは個人情報の保護を重視するブロックチェーンの「シークレット・ネットワーク」を使って制作する。販売形式は固定価格ではなく、オークション形式。
購入した人には「自分だけのモノにする」「親しい友人とだけ共有する」「全世界に公開する」という選択肢があるとの事。もしもオーナーが「自分だけのモノにする」と選んだ場合、その人以外には見れないという事になります。

気になる販売日は?

具体的な販売日はまだ不明で、11月5日現在、OpenSeaを見てみても、特にそれらしきアナウンスはされていませんでした。
とは言え、近年話題になっているNFTが、これをきっかけに更に注目を浴びる事は間違いないと思います。

まだまだ「知っている人だけ利用している」感のあるNFTですが、これを理由に一層身近なモノになってくれる事を願うばかりです。

【OpenSeaのページ】
https://opensea.io/