NFTをOpenSeaに出品してみた引用元:OpenSea

NFTを出品してみた!

日々、ネット界隈で大きな話題となっている「NFT」。ニュースでは、やれ1億円でアートが売れたとか、やれ人気タレントの画像が数百万で売れたとか、景気の良い話を目にします。
「そんなに儲かるなら自分もちょっとやってみようかな~」とついつい思っちゃった人もいると思いますが、具体的に何をどうしていいのか分からないという人が正直大半だと思います。

という事で、今回は素人に毛が生えたレベルの筆者が、実際に海外のNFTマーケットでモノを売ってみました!
これからNFTをやってみようと思う方の参考になれば幸いです。

①まずは作品を用意

NFTをOpenSeaに出品してみた

まずは何はともあれ、売る作品を用意しなくてはなりません。筆者は以前、知人が描いたアニメ風美少女の画像を持っており、これを売る事にしました(もちろん、本人の許可済み)。
NFTで出品される作品は、筆者が見た感じ、基本的には「アート」、つまり自分が描いた「絵」が販売される事が多めです。ただ、別に写真がいけないという事でもありません。某タレントさんがちょっとセクシーな写真を数百万で売った事もありますしね。極端な話、近所の公園の写真でも別に構わないわけです。もっとも、それが売れるかどうかは別問題ですが。

なお、著作権関連の問題は必ずクリアしておきましょう。売った後で「何買って俺の作品売ってるの?」と文句を言われる事になると、極めて面倒臭い事になる事は間違いありませんので。

②ウォレットを登録

NFTをOpenSeaに出品してみた引用元:META MASK

次に「ウォレット」を用意します。ウォレットとは日本語で言うと「財布」という意味で、自分の仮想通貨を管理する為のツールです。
世の中には非常に多くのウォレットがあります。もちろん、どれを選んでも良いのですが、NFTの管理するのに最も良く使われているのが「META MASK(メタマスク)」と呼ばれるウォレットです。
NFTは主に仮想通貨「イーサリアム」で取り引きされますが、META MASKもイーサリアムを管理するのに適したウォレットで、実際数多くのNFTマーケットで利用されています。
という事で、今回は「META MASK」を使ってみる事にしました。

「META MASK」は様々なブラウザの拡張機能として常備されており、筆者が普段使っているChromeにも対応。なので、Chrome上で公式サイトを開くと簡単操作でダウンロード・登録ができます。それほど丁寧ではないものの、日本語にも対応しているので英語が苦手な方でも利用できると思います。

登録すると、META MASKのウォレットが表示されますが、当然最初は0ETH(イーサ)です。つまり、財布は手に入れたものの、1円のお金も入っていないという状態です。ただ、とりあえずは用意だけはできたので、先に進みます。

③OpenaSeaに登録

さて、準備が整ったので、いざNFTマーケットに突入です。今回、筆者が利用しようと考えているのは「OpenSea(オープンシー)」と言う海外のNFTマーケットです。ネットで調べてみた所、ココがトップクラスの賑わいを見せているらしいので、ココなら売れるのではないかと睨んだのです。
検索して公式サイトを見つけていざ突入。が、予想通り全て英語です。トップには大きく「Discover, collect, and sell extraordinary NFTs」という言葉が。何言ってるか分からん! ただ、心配はいりません。今はネット上に翻訳サイトがたくさんある為、困ったらそこで調べれば良いのです。
どうやら、↑のテキストは「すごいNFTを発見して集めて売ろう!」とか書いてあるようです。

というわけで、さっそく筆者自身が出品できるようにする必要があるわけですが、右上に「アカウント」と書いてあるアイコンがあるので、それをクリック。すると、連動するウォレットを選べと出ました。一番上には先ほど登録した「META MASK」のアイコンが。それをクリックすると、META MASKのタブが出てきて、自動的に連動完了。これだけで自分のアカウントが作成されました。

④商品を出品

NFTをOpenSeaに出品してみた引用元:OpenSea

これでとりあえずOpenSeaの準備も一応整ったはず。さっそく出品してみたいと思います。
どうやらOpenSeaは商品を出品する際に「Collections」というグループを作る必要があるようです。作品の種類なんかでグループ分けしろという事なのかもしれません。
今の所、売る商品は1つしかないので、適当に「Collections」を作り、グループ作成は完了。そして、そのグループからようやく商品の出品ができるようです。

「Add item」を選択し、画像を選択、名前と説明を入れて、あとは何やら難しい数値を選んだりするみたいですが、ここらへんはよく分からないのでスルー(スルーしても問題無い模様)。そして、売る価格を決めて、いざ出品!

が、ここでトラブルが。出品しようとした所、「META MASK」のタブが出て「お金が無いから出品できないよ!」との警告が。調べてみた所、OpenSeaは一番最初の出品時に手数料がかかるようで、そのお金は大体0.05ETHほど。ウォレットが0の状態では出品はできませんでした。どうにかして、まずは原資とも言える仮想通貨を手に入れないといけません。

⑤取引所からお金を送金

おそらく、現在の日本で最も有名な取引所と言えば「コインチェック」でしょう。なので、コインチェックに行って登録し、仮想通貨を手に入れました。
ちなみに「取引所」とは実際の仮想通貨を買ったりする場所です。ウォレットが財布ならば取引所は銀行と言った所でしょうか。ウォレットは基本的に管理する為のツールであり、そこから仮想通貨を生み出す事はできないのです。財布から勝手にお金が出てくる事は無いという事。
コインチェックは日本のサイトで、初心者の為の解説もとても細かいので、安心して購入する事ができます。初めてならば、コインチェックをお勧めします。

そしてコインチェックで購入した仮想通貨(イーサ)をMETA MASKに送金。ここでちょっと手数料(ガス料金と言われる)がかかります。仮想通貨の送金には手数料がかかるのです。自分のアカウントに送るだけなのにお金がかかるというのはちょっと納得できませんが、そうしないとできないというのなら仕方ありません。

⑥出品、リトライ!

NFTをOpenSeaに出品してみた引用元:OpenSea

こうしてMETA MASKにもお金が入った状態になり、もう一度出品リトライ。さきほど同じ工程を辿り、引っかかっていた手数料の部分も無事クリア。
こうして、無事、商品を出品する事ができました。

そして今

この記事は商品を出品してから数日経ってから書いています。「これだけ話題になってるんだから、すぐに売れるんじゃね?」なんて調子の良い事を考えていましたが、現実はそんなに甘くはなく、まだ売れていないようです……。

ただ、何はともあれ、話題のNFTを出品できた事は間違いありません。今後は別のマーケットなども利用して、よりNFTの見識を深めていきたいと思っています。
自分で絵を描いたりしている方、NFTはもしかしたら大きなお金を得るチャンスかもしれません。気になった方はぜひとも利用してみてはいかがでしょうか?

【OpenSeaはコチラ(英語)】
https://opensea.io/