マイナーだけど面白いゲーム

技術の向上により、今や実写のような映像を実現できるようにまでなったテレビゲーム。ただ、色々なゲームをプレイした筆者から言わせてもらうと「映像がキレイ=面白い」ではありません。もっと言えば「新しいゲーム=面白い」というモノでもありません。古くても面白いゲームはたくさんあります。今、レトロゲームが注目されているのは、そう感じている人が多いからなんだと思います。

そこで今回は、筆者が子どもの頃プレイし、今でも鮮明に記憶している個人的名作ゲームをご紹介したいと思います。

じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城

じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城

「じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城」は1990年にジャレコから発売されたファミコン用ゲームソフトです。1985年から始まり、かなりの人気を得た「忍者じゃじゃ丸くん」シリーズの1つです。「忍者じゃじゃ丸くん」を知っている人は多いと思いますが、本作を知っている人は少ないんじゃないでしょうか?
ただ、筆者は本作に頭の天辺までドハマりし、今までに10回以上クリアする程好きな作品だったりします。

これまでのシリーズは面クリア型の横アクションゲームでしたが、本作は「ゼルダの伝説」に似た見下ろし型のアクションアドベンチャーに変更されています。「ゼルダ」と同じく、レベルの概念は無く、買い物をして強い武器を入手したり、ボスを倒す事で新しい技を取得したりできます。

物語は超王道で、敵にさらわれた殿様とお姫様を救出すべく忍者であるじゃじゃ丸が旅立つというモノ。ただ、これまでどこかコミカルだった作風とは打って変わって超シリアス路線です。

良かった所

①音楽が素晴らしい
私が本作で最も気に入ったのが「音楽」です。印象的なメロディが非常に多く、雰囲気も良く出ており、今でもハッキリ記憶に残っています。
特に好きだったのが一番ラスト。本作のラスボスである大魔獣が復活した後に流れる音楽がメチャクチャカッコイイ! 緊迫感がありながらも高揚感を煽るメロディが疾走する曲で、ファミコンでやった時はドキドキしながらラスボスの所まで行ったモノです。
ちなみに作曲は多和田吏(たわだ つかさ)氏。後にポケモンシリーズ(コロシアムなど)の音楽を担当する事になる凄い人です。

②グラフィックも頑張ってる
ファミコン後期に出たゲームなだけあって、グラフィックもなかなか頑張っていたと思います。特にラスボスである大魔獣の迫力ある映像に結構ビビったのを覚えています。

気になった所

①お金が貯めづらい
本作は忍術はボスを倒す事で手に入るんですが、武器やアイテムは購入する必要があります。購入には当然お金が必要なんですが、これが非常に溜まりづらい。その為、何度も何度も敵と戦う必要があります。これが面倒臭く、お金はもっと貯めやすかった方が絶対に良かったと思います。

②難易度はそこそこ高い
敵の動きに結構ランダム性があり、思わぬダメージを受ける事が少なくありません。それはボスにも言える事で、特に前半、もんじゃ寺に出てくるボス「人喰い和尚」に何度やられたか分かりません。
後半になれば回復アイテムや忍術が揃ってくるので、ゴリ押しでもなんとか行けますが、それでも難しかったと思います。まあ、ラスボスは恐ろしく弱いんですけどね(汗)。

今やりたい人は

おそらく、2022年にこの作品をこんなに熱く語るヤツは筆者だけでしょう(汗)。
でも、今でも良い作品だと思っている事は間違いないので、気になった方はプレイしてもらいたいです。今プレイしたい人はNintendo SwitchとPS4で発売されている「忍者じゃじゃ丸コレクション」に収録されているので、ぜひともそちらをプレイしてみてください!

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