ペッパーくん生産停止

最も知名度のあるロボットが……

「アイボ」と並び、「ロボット」としてはトップレベルの知名度を誇っているソフトバンクグループ開発の人型ロボット「ペッパー」が生産停止状態になっていると言います。
主に小売店の接客用として販売されていましたが、販売が今一つ伸びていなかったようです。

ペッパーとは?

ペッパー(Pepper)は、2015年に発売された人型ロボットです。メディアなどでは愛着を込めて「ペッパーくん」と言われていました。
「世界で初めて量産された人型ロボット」で、人の表情などから感情を読み取り、それに適した行動をとる、こちらも世界初の「感情認識ロボット」でもありました。胸にタッチディスプレーを搭載しており、これで案内などをこなすと言った形をとっていました。
価格は198,000円で、主に飲食店や小売業者など法人向けのモノではありましたが、一般でも購入が可能です。

生産停止の理由は?

ペッパーくんがどれだけ売れているのか、正確な発表はありませんが、少なくともここ数年はあまり好調とは言えない状態だったようです。取り入れた企業もあくまで「お試し」「見世物」という感覚が強く、本格的に「人に代わる存在」としては、考えていなかったようです。

また一般向けの販売についても、本体価格は約20万円ですが、基本料や保険料と言った「維持費」が別途かかり、それが年間30万円を超えるような価格帯である為、とても気軽に買える代物ではなかった事も挙げられます。

ただ、「生産終了」ではなく「停止」という事なので、今後何かしらの打開策を打ってくる可能性はあります。

ロボットが人に代わる時代は来るか?

現在、ロボットの進化には目を見張るモノがあり、単純作業のような場面では、既に人に代わっている所もあると言われています。ただ、接客と言った人と接する場面ではまだまだ力不足は否めません。
これからロボット産業はどうなっていくのか、気になる所です。

【ペッパー公式サイトはコチラ】