スマホバッテリー

冬のバッテリー事情

暑かった夏も終わり、今は冬らしい寒さが到来しています。
そんな今、気になるのが「スマホのバッテリー」です。夏は4~5日に1回の充電で間に合ったのに、冬は3日くらいで無くなってしまうのです。利用頻度はほとんど変わってないのにです。

そこで思い出すのが「冬だとバッテリーの減りが早い」という話。シッカリ調べた事が無かったので、都市伝説レベルの話だと思っていたんですが、どうも本当なんじゃないかと最近感じるようになりました。
そう言えば、人気アニメ「ゆる△キャン」の中でも、極寒のキャンプ場であっという間にスマホのバッテリーが切れてしまったというエピソードがありましたね。

そこで今回は「寒いとバッテリーの減りが早いのか?」について、お話ししたいと思います。

冬のバッテリーが減るのが早いのは「本当」

結論から言うと、「寒いとバッテリーの減りが早い」というのは本当です。都市伝説などではありません。

現在、充電が必要なほとんどの機器には「リチウムイオン電池」が使われています。リチウムイオン電池は中の電解液をイオンが動く事で電流が流れるという仕組みになっており、気温が低いと電解液が粘っこくなってしまい、結果イオンの動きが悪くなり、電流が流れにくくなるのです。
結果、早くバッテリーが減ってしまうのです。

KDDIが行った調査によると、25℃下では電源が落ちるまで5時間46分かかったモノが、0℃だと4時間17分、ー20℃だと2時間25分と、25℃の半分以下になったという報告が出ており、バッテリー残量に気を付けないといけません。

対応策について

対応策としては「スマホを暖かい環境に置く」事が挙げられます。なので、暖房の効いた部屋に置いておけば、電解液が柔らかくなり、元の状態に戻ります。
ただ、ここで注意が必要なのが、例えば「ストーブの前に置く」や「カイロに直接当てる」と言った行為です。これらの場合、想定以上の温度になってしまう事があり、機器の故障に繋がる事があります。
冬はモバイルバッテリーを常に持ち、減ったらすぐに充電するというのが一番確実な方法と言えるかもしれません。

皆さんも冬はモバイルバッテリーを常備しておく事をお勧めします。