あの雑誌の魂が今蘇る!

1990年代にゲームセンターによく行っていた人なら知っているであろう伝説のアーケードゲーム雑誌「ゲーメスト」。マニアックな攻略記事や意味不明な誤植で有名なゲーメストは、1999年に廃刊となりましたが、当時の編集者らによって公式YouTubeチャンネル「GAMEST CHANNEL」が開設されたのです!

ゲーメストとは?

「ゲーメスト」は、1986年から1999年の13年間に渡って新声社から発行されていたゲーム雑誌です。アーケードゲーム(ゲームセンターのゲーム)を専門に取り扱う雑誌でした。
初期はシューティングゲームのハイスコアを競うような記事が人気となり、90年代に入ってからは「ストリートファイターⅡ」などの格闘ゲームの攻略記事を載せ、ゲーマーから熱い支持を受けました。
非常にマニアックで濃厚な内容が特徴で、この雑誌によってシューティングゲームの「安全地帯」、格闘ゲームの「大パンチ・小パンチ」などと言った用語が誕生したとも言われています。

他の大きな特徴として誤植が挙げられます。当時はライター達が「手書き」で原稿を書いており、それをパソコンテキストに変換する際に多くの「間違い」が続出。最も有名なモノで「ハンドルを右に」とすべきところを「インド人を右に」があります。他にも「餓狼伝説」が「飢餓伝説」になっていたという事もあったのだそう。

90年代の格闘ゲームブーム期には30万部もの売り上げがありましたが、発行元の新声社が放漫経営で倒産してしまい、最終号を出す事無く廃刊してしまいました。当時の編集者達の多くはエンターブレインへ移籍し、「アルカディア」を創刊する事になります。

まさに時代を駆け抜けたゲーム雑誌だったと言えるでしょう。

GAMEST CHANNEL

「GAMEST CHANNEL」は、そんな雑誌ゲーメストの編集者らによって解説されたYouTubeチャンネルです。これを書いている6月1日11時時点ではまだ動画は上がっていませんが、概要によればゲーメストの内側を語った内容の動画などが投稿されるとの事。
また、同時に公式ツイッターアカウントも開設されており、YouTube動画情報などが投稿されるようです。

筆者の思い出

筆者も一時期ゲーメストを買っていました。
中学生の頃、カプコンの格闘ゲーム「ヴァンパイア」にドハマりしていた時期があり、特に(見た目が)好きだったフェリシアでクリアする為の情報なんかをゲーメストから得ていました。ただ、格闘ゲームがあまり得意ではなかった事、攻略記事がマニアックすぎてついていけなかった事もあり、途中からは格闘ゲームの(女性)キャラクターのイラストなんかを楽しむために買っていました(汗)。

あの頃の思い出をもう一度思い出してみてはいかがでしょうか?

【サイトはコチラ(YouTube)】
https://www.youtube.com/channel/UCBJ4B5O9_i22CnpJPrDLJBQ
画像引用:ゲーメスト