IEが2022年6月で終了

MicrosoftはWebブラウザである「Internet Explorer(IE)」のサポートを2022年6月をもって終了すると発表しました。後継である「Microsoft Edge」へ移行してほしいとの事です。

Internet Explorer(IE)

「Internet Explorer(IE)」は、Microsoftが提供しているWebブラウザです。
「Windows95」から搭載されており、そのWindows95が爆発的に普及した事から、Internet Explorerを使ってインターネットを見る人の数も激増。その多さからいつしかWebブラウザの「事実上の標準」として扱われるようになりました。筆者も生まれて初めて見たインターネットはIEでした。

その後10年近くはWebブラウザの頂点として、Macのブラウザである「Safari」と共に君臨し続けていましたが、2005年頃から様々なITメーカーが独自のWebブラウザを開発。「Google Chrome」、「Mozilla Firefox」、「Opera」などと言った新勢力が出てきました。
それに応じて、Microsoftも新しいWebブラウザ「Microsoft Edge」を開発。Windows10になってからは「Microsoft Edge」を標準ブラウザとして扱うようになりました。

ただ、(知らない人もいると思いますが)そのWindows10にもInternet Explorerはまだ残っており、使おうと思えば使う事ができます(ただし、うるさいほどEdgeを使うように勧告が出る)。
そのInternet Explorerのサポートが2022年6月をもって終了する事が発表されました。

Microsoft Edge

前述したように、Microsoftは後継ブラウザである「Microsoft Edge」を使うように強く推奨しています。「Microsoft Edge」はInternet Explorerの機能をほぼ内包しており、スペックにおいてもEdgeの方が速度が速く、快適な作りになっています。
また、(最近はほぼ無いですが)Internet Explorerでしか見られないWebサイトも、「Microsoft Edge」のデュアルエンジンを使用すれば閲覧できる為、混乱は起きないとMicrosoftは説明しています。

古いパソコンはどうなる?

ここで気になるのが、古いWindowsが搭載されている昔のパソコンです。ただ、Windows7や8などではアップデートの中にEdgeが含まれた為、インストールしているならば古いパソコンでもEdgeは使えるようになっているはずです。
普通にネットを見たり、動画を見たり、買い物をしたいだけならば、Edgeでまったく問題は無いので、IEに固執し続ける理由は無いと思います。

とは言え、これでまた1つ時代が終わったなと思える発表でした。