フロッピーディスク

まだ使われていたフロッピー

2022年4月、山口県阿武町にて町民463人に振り込まれるはずだった新型コロナ対策の臨時給付金、計4630万円が、誤って1人に振り込まれてしまった事件を覚えていますか? これにより話題となったのが「フロッピーディスク」でした。町役場から銀行への振り込み依頼に未だにフロッピーディスクが使われていたのです。

民間で未だにフロッピーを使っている所はおそらくほとんど無いと思いますが、国の機関ではまだまだ現役だった事が分かり、「だから日本はIT後進国なんだ」と言った意見がSNSなどに飛び交いました。

上記の事件がきっかけというわけではありませんが、政府はフロッピーを代表とする「時代遅れなガジェット」の使用を終了させようとしてきましたが、ようやくフロッピーの使用が全廃されました。

フロッピーでの提出・保存は終了

デジタル庁は行政手続きなどの際に「法令」としてフロッピーディスクでの提出を求める「アナログ規制」は全廃した事を発表しました。
河野太郎デジタル大臣は会見で「1034件の規制の内、1033件の見直しが完了した」と発表しており、現在フロッピーの利用はほぼ無いとしています。

ただし、国の時代遅れガジェットの使用は他にもあり、例えばFAXなども未だに使われており、河野大臣は「これらも見直しをしていきたい」と話しています。

みんなの周りにも「IT遅れ」な人いますか?

筆者の知人が務める会社にいた上司で、メールで資料を送った後、それを印刷して紙でも出し直すよう指示していた人がいたそうです。ちなみにメールの方は見てないんだとか。
またこの前、大型スーパーに買い物に行った時、セルフレジはガラガラなのに有人レジには行列が出来ている光景を見ました。

このように時代の急激な変化についていけず、取り残されている人は未だにいます。ただ、誰が何と言おうとキャッシュレスもペーパーレスも今後更に進んで行くと思われます。「ついていけない」では済まされない時代になっていくと筆者は思います。

苦手な方も何とか頑張っていきましょう。