世界中で問題の「SNSトラブル」
日本でもSNSで誹謗中傷を受けて心に傷を負ってしまう、暴力的・性的なコンテンツにアクセスしてしまい金銭トラブルに発展してしまうというSNS関連の問題が社会問題となっています。これらの問題は海外でも同様で、何かしらの対応が必要であると多くの人が考えています。
そんな中、全世界で10億人以上の利用者がいるインスタグラムが「10代の利用者に対して制限をかける」と発表しました。
インスタの制限内容
インスタグラムを運営するアメリカのMeta(メタ)社は、10代の若者を有害な情報から守る為、制限をかけると発表しました。18歳未満の利用者に割り当てられたアカウントは非公開の「ティーン・アカウント」というカテゴリに移行され、制限がかけられます。
制限内容は主に以下の通り。
・投稿は承認したフォロワーしか閲覧できない
・フォロワー以外の人からのメッセージは受け取れない
・暴力や美容整形などを含む動画の閲覧ができなくなる
・午後10時から午前7時までの通知は消音となる(睡眠時間を確保する為)
更に16歳未満の場合、こうした設定の解除には親など保護者の許可が必要となります。また、過去7日間にやりとりした人が誰なのか、親が把握できるようになるとしています。保護者は1日に利用できる時間を制限をかけたり、特定の時間の利用を禁止したりする事もできるようになります。
実施について
アメリカやイギリスなどは今年中に実施する予定で、日本を始めとした他の国では来年1月頃から実施する予定との事。また、facebookなどもこれに追従する予定との事です。
この施策により、新しい出会いの機会が減ると言ったデメリットも生じるかもしれませんが、それ以上に防げるトラブルもあるはずです。この効果が出る事を祈るばかりです。
【サイトはコチラ】
https://about.instagram.com/blog/announcements/instagram-teen-accounts
画像提供:インスタグラム