20人に1人がかかる「緑内障」

40歳以上の日本人の20人に1人がかかると言われる「緑内障(りょくないしょう)」。視神経という器官に障害が起こり、視界に幕がかかったようになったり、視野が狭くなる病気で、日本人の失明原因の1位にもなっている怖い病気です。
定期的な検査で発見する事ができると言われていますが、自覚症状がほとんど無く、気が付いた時には重症化しているケースも珍しくありません。
そこで今回は、その緑内障の早期発見に役立つ「ゲーム」をご紹介したいと思います。

メテオブラスター

メテオブラスター

「METEOR BLASTER(メテオブラスター)」は、東北大学大学院医学系研究科の神経・感覚器病態学講座眼科学分野チーム(教授:中澤徹氏 特任助手:矢花武史)と仙台放送が共同で開発したスマホ向けのシューティングゲームです。

その名の通り、宇宙を舞台に降って来る隕石(メテオ)を撃墜(ブラスター)していくシューティングゲームです。隕石を破壊しつつ、画面の端などに出てくる星(白い光)を捉えます。
片目で5分間ずつプレイする事で、プレイヤーの「視野の状態」を簡易的に測定する事が出来るとの事。

なお、このゲームをプレイすればすぐに緑内障かどうかを判別できるというわけではなく、あくまで「視野がどの程度か」というのを簡易的に測れる程度です。「もしかしたら自分って緑内障かも?」と気づく事ができる程度なので、過信はご注意です。

プレイするには?

スマホ向けゲームという事ですが、現時点(8月30日)では、まだAppleStoreでもGooglePlayでも配信されていない状態で、イベントなどで無料体験ができるとの事。ただ今後は、ストアでも配信される可能性もあります。

会社を休んで、病院で1日シッカリと検査をすればそれに越した事はありませんが、「自覚は無いけど“かもしれない”」ではなかなかに行きにくいのが現代です。
このゲームで簡単な「兆候」でもいいので知る事ができれば、病院に行くきっかけになるかもしれませんね。

【サイトはコチラ】
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/08/press20220803-03-meteor.html
画像引用:東北大学