ライカがスマホ開発
ソフトバンクは、ドイツの有名カメラメーカー「ライカ」が開発したスマートフォン「Leitz Phone 1（ライツフォン ワン）」を7月から独占発売すると発表しました。予約受付は6月18日から。
価格は、187,920円（税込）。
ライカとは？
ライカ（Leica）は、ドイツのカメラメーカーです。元は「エルンスト・ライツ」という会社のカメラブランドの名前でしたが、紆余曲折あり、現在はライカという名称の付いた会社になっています（ライカの名の付いてる会社は3つある）。
カメラ好きなら誰もが知っている超有名ブランドで、1900年代前半は極めて高い技術力で他のメーカーを圧倒していました。ライカのカメラを持つ事は、カメラ好きにとっては最高のステータスでしたが、その反面値段も極めて高く、戦前の日本においては、「ライカのカメラ一台で家が一軒建てられる」とまで言われるほど高価でした。
現在は技術力においては他メーカーとそれほど大きな差があるわけではありませんが、それでも「ライカ」というブランドのパワーはまだまだ健在であり、カメラ好きからは一目置かれている存在であり続けています。
スマートフォン「Leitz Phone 1」
スマートフォン「Leitz Phone 1（ライツフォン ワン）」は、そんなライカが開発した初めてのスマートフォンです。過去にカメラ部分で開発に協力してきた事はありましたが、全面的な企画・監修は今回が初めて。とは言えスマホメーカーではない為、製造自体はシャープが行っています。
ライカと言えばカメラであり、本製品最大のポイントもやはりカメラ。
スマホカメラとしては最大級の1インチの2020万画素の画像センサーとF1.9（35mm判換算19mm）を搭載。「暗い所でも明るく、速い動きもシッカリ捉え、ナチュラルな色合いの写真が撮れる」との事です。ライカらしく、モノクロで撮影するモードも搭載しています。
ディスプレイには約6.6インチの「Pro IGZO OLED」を採用。CPUは米Qualcommの「Snapdragon 888 5G」（オクタコア）で、内蔵メモリは12GB、ストレージ容量は256GB。バッテリー容量は5000mAh。本体カラーはシルバーのみ。デザインはドイツのミュンヘンにあるライカのスタジオが担当しました。5Gにも対応しています。
製造はシャープが行っている為、カメラ以外のスペックなどは「AQUOS R6」に似ています。
ついにライカもスマホに参戦
スマートフォンにカメラが取り付けられた事により、一般的なカメラの売り上げは年々落ちていっていると言われています。ライカもその煽りを受けている事は想像に難くありません。そんなライカが生きる道として選んだのがスマートフォンだったのかもしれません。
カメラのプロが作ったスマホ。気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか？