大手キャリアの値引き合戦、始まるか?

先日、NTTドコモが「ahamo」という新料金プランを発表して話題になりましたが、今度はソフトバンクが同体系の料金プランを発表しました。
「ahamo」のような名称はありませんが、月額2,980円で20GBという、「ahamo」とまったく同じ料金プランとなっています。

政府肝入りの携帯値下げ

携帯料金の値下げは菅政権肝入りの政策の1つ。国民の生活にダイレクトに響く事柄だけに、関心度は高めでした。
しかし、大手キャリアともサブブランドに関しては値下げを発表したものの、ドコモ、au、ソフトバンクというメインブランドに関しては一向に値下げをせず、武田良太総務相がお怒りモード。

その効果もあったのか、NTTドコモは「ahamo(アハモ)」というメインブランドでの低価格プランを発表し、話題になりました。
そうなると、他の2社も追従せざるをえなくなり、auがAmazonプライムをセットにした「データMAX 5G with Amazonプライム」を発表。しかし、「ahamo」のようなシンプルで安い料金プランではなく、他のサービスとのセット料金プランだった事もありSNSは炎上。実際のプランとしては始まってみないと効果は分からないものの、少なくともファーストインプレッションは決して良くない結果となってしまいました。

そして残ったソフトバンクが今回が新しい料金プランを発表しました。

明確な名称はありませんが、プラン内容は「ahamo」と同じ月額2,980円で20GB。「ahamo」と同じく、実店舗では対応はせずオンラインのみの受付けとなる予定との事。
ソフトバンクは傘下にLINEがおり、そのLINEが展開している「LINEモバイル」も活用していくとの事。ただ、今回のプランはあくまで「ソフトバンク」であり、「LINEモバイル」の料金プランではない模様です。

auはどう出るか?

ドコモとソフトバンク(と楽天モバイル)はこれで同じスタートラインに立ったと言えます。残るはauのみ。このまま新しい料金プランを打ち出さないと、どうしても出遅れ感が出てしまいます。
まったく同じではないかもしれませんが、auも何らかの新料金プランを出すと思われます。
一体どうなるのか、気になる所です。