「104」が終了へ
NTT東日本とNTT西日本は、電話番号案内サービス「104」を2026年3月末をもって終了する事を発表しました。スマートフォンやインターネットの普及により、ピーク時に比べて1/60にまで減少している事などがその理由としています。
「104」とは?
今、40代以上の方なら一度は使った事があるであろう「104」サービス。このサービスは1890年に始まりました。
電話をかけ、名前・住所・業種などを伝える事で、回線登録されている者がいれば、その電話番号を教えてくれるというサービスです。現在は事前にサービスへ情報提供を許諾した回線契約者のみを対象とし、また番号から加入者名や住所などを得る逆引きは提供していません。
「タウンページ」の電話版と言った感じです。
インターネットなどが普及していなかった頃は、相手の名前などは分かっても電話番号が分からないという事が多々あり、このサービスは幅広く利用されていました。特に携帯電話が出る直前、1990年代に利用者数はピークを迎え、年間13億回近く利用されていました。
しかし、その後の携帯電話やインターネットの普及により利用者数は激減。2022年は2000万回と1/60近くまで減っていました。今後再び伸びる事は無いと判断されたのか、NTTはこのサービスを終了する事を発表しました。
今後はどうなる?
今後、同じ内容のサービスについては発表されていませんが、身体障碍者を対象とした「ふれあい案内」は今後も継続する事が発表されています。
今後についてはWEB版の「タウンページ」などを代用する事になりそうです。
長く続いたサービスが終了する事は残念と言えば残念ですが、筆者も携帯電話を手に入れた後は一度もこのサービスは利用しませんでした。新しいモノが生まれれば古いモノは消えていく。当然と言えば当然かもしれませんね。
【サイトはコチラ】
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20240719_01.html