未だに買えないPS5

PS5の発売が開始されたのは、2020年11月です。この記事を書いている現在(2022年8月)、既に発売から1年半以上が経過していますが、今も店頭で普通に販売されている所を見た事がありません。
ネットニュースでは今もなお、「〇〇〇で抽選販売開始!」などと言ったニュースが出ていますが、正直、「まだこんな事やってんの?」と思っている人も多いと思います(筆者も思いました)。
この影響からか、販売直後はチョクチョク見られていた「PS5専売タイトル」も今やスッカリ激減という有様です。

いつになったら買えるのか?

ソニーの発表によると、PS5製造に必要な半導体が不足しており、安定的な供給ができるようになるのは「2023年後半」との事。つまり、あと1年以上この状態が続く事になります。新型コロナなど、様々な世界情勢が絡んでしまった事は仕方ないとは思いながらも、販売開始から安定供給まで3年もかかるというのは、やはり辛いモノがあります。

最初は「転売」にも厳しい声が上がっていましたが、ここまで手に入らないとそういった声も鳴りを潜め、ネットで「PS5」と検索すると、楽天市場やYahoo!ショッピングなどでも定価以上の価格で売られています。もう今の時点で「プレミア価格」と言う事なのかもしれません。いや、本当は良くないんですけど。

専売タイトル激減

プレイできるハードが無ければ当然ゲームはプレイできません。なので販売直後はそこそこ見られた「PS5専売タイトル」は、今やほとんど無い状態です。つい先日、「ファイナルファンタジーⅦリメイク」の続編である「FF7リバース」がPS5専売である事が発表されましたが、PS5を持っていない人から批判を受けました。このままの状態が続いたら、もしかしたら土壇場で「PS4とPCでも販売するよ!」とか言い出す可能性もあるかもしれません。

ゲーム機でのプレイの場合、ハードスペックは固定化されてしまいますが、パソコンなら、お金さえかければどこまでもハイスペックな機種を作れます。今現在もパソコンでゲームをプレイする人が急増している状況を考えると、PS5の供給不足がこの風潮をより加速させていくかもしれません。

2023年後半にはどうなっている?

冒頭に書いた通り、現在も様々な家電量販店ではPS5の抽選販売が行われています。しかし、業界ではPS5に依存するようなスタイルの販売は厳しくなっており、他機種での販売に活路を見出しているタイトルも少なくありません。それに呼応するようにプレイヤー側も、それほどPS5に固執しなくなってきていると感じます。一言で言えば「PS5離れ」と言った所でしょうか。

1年半後、PS5が安定的に供給されるようになった時、ゲームを取り巻く環境はどう変わっているのか、気になる所です。