黄色がトレードのあの冊子が終了へ
昔は、公衆電話や病院などにほぼ必ずあった「タウンページ」。黄色がトレードマークのあの分厚い冊子を見た事がある人も多いと思います。そんなタウンページの「紙」版が2025年をめどに廃止される事が発表されました。
タウンページとは?
「タウンページ」は、NTT東日本・NTT西日本が発行している黄色い表紙がトレードマークの「職業別電話帳」です。1890年に誕生した日本初の電話帳「電話加入者人名表」が起源。そこから企業などの情報を抜粋したのがタウンページです。個人の情報だけを掲載したのが「ハローページ」ですが、昨今のプライバシーの問題もあり、2021年に発行を終了しています。
飲食店、病院、冠婚葬祭、法律事務所、運送、リフォーム施工業者など、様々な企業の電話番号を職業名やサービス名などから調べる事ができ、まだインターネットなどが普及していなかった時代にはよく活用されていました。
終了理由は部数の減少
タウンページの発行部数は2005年の6000万部がピークで、それ以降減少し続けており、2022年は3000万部にまで落ち込んでいました。落ち込んだ理由はインターネットの台頭です。携帯電話が普及し、お店の情報は携帯電話のインターネットを利用して調べられるようになり、紙のタウンページの利用頻度が低下。これ以上、紙の発行を継続していく意義は無いと判断されたようです。
1890年から計算すれば、130年の歴史に幕を閉じる事になります。
今後はネットで
現在、タウンページはインターネット版も存在しており、「iタウンページ」は誰でも利用できます。キーワード検索やジャンル検索など、インターネットならではの機能も充実しており、スマホの利用増加もあり、こちらの利用者は増え続けています。
インターネット版は今後も継続すると発表されており、「タウンページ」の名が無くなる事は無さそうです。
【サイトはコチラ】
https://itp.ne.jp/
画像提供:iタウンページ