梅雨明け前なのに猛暑
この記事を書いているのが2024年7月8日。まだ梅雨明けも宣言されていないというのに、連日35℃以上の猛暑日が続いています。「今年の夏は過去最高の気温になる」とか「例年よりも暑い夏になる」なんてニュースで言われていますが、それ去年も一昨年も言ってたよね? あと、「例年」っていつの事だよ。
もういい加減にしてほしいです。
そんな気象情報について、多くの人が知らないであろう情報をお教えします。
気象情報の「温度」って
毎日テレビやラジオでやっている「気象情報」。気象情報からその日の温度を知る人も多いと思います。
その温度ですが、どうやって測っているか知っていますか? 各都道府県に公式の温度計が設置されており、その温度を元に気象情報が決まっています。
その温度計ですが、実は「風通しの良い日陰」に設置されています。なので、「今日は40℃超えそうです」という情報は「風通しの良い日陰で40℃超えそうです」と言っているのであり、「風通しの悪い日向」の場合、その温度よりも高い可能性があります。普通に考えても3~4℃、下手したら6~7℃高い可能性だってあります。
なので、「まだ40℃行ってないから大丈夫か」などと思ってはいけないのです。まあ、30℃台後半でも十分危険な温度ですが……。
何故そんな設置場所なのか?
何故そんな設置場所なのか? それは「太陽の光で温度計自体が暖かくなってしまうから」です。温度計自体が熱せられて、本来の数字が出ない可能性があるからと言われています。
そう言われれば確かになるほどと思うものの、暑がりな筆者からすれば、「一番涼しい状態の温度じゃなく、一番危険な状態の温度を伝えてくれよ」と思います。
ただ、冬だと「一番寒い状態」のデータが出るという事でもあるので、一概に悪いとも言い切れないかもしれませんが。
個人的には「一番涼しい状態」と「一番危険な状態」の両方を計測し、その中央値を出してほしいですね。
冷感グッズを!
何であれ暑い事に変わりはありません。そこで大事になってくるのが「冷感グッズ」です。現在は、持ち運びができる冷感グッズが数多く出ています。値段も手頃な価格から提供されているので、ぜひ買ってみてはいかがでしょうか?
〇ハンディファン
一番はハンディファンでしょう。手で持つ小型の扇風機で、最近ではペルチェ素子などを使用した、冷たい風が出る物もあります。値段も1000~3000円とお手頃価格です。
〇ネックリング・ネッククーラー
25℃前後で凍る不思議な素材を利用した首に巻くアイテムです。冷蔵庫に入れる必要無く何回でも使え、価格も1000~3000円とお手頃価格です。
〇ネックファン
ハンディファンの「首掛けタイプ」です。ネックリングとは異なり、風が送られるので、汗をかいてる時などにおススメです。価格は3000~5000円ほど。
〇冷感タオル
水が気化する際に熱を取り去り、「冷たさ」を感じる事ができるタオルです。電気は必要無く何度でも使えるので、出来るだけ安く抑えたい人向けです。価格は100~1000円前後。
〇空調服
昔は「工事や建設業の人が使う物」というイメージが強かった空調服ですが、今は一般の人でも使う人が増えています。それに呼応するように、あまり膨らまないタイプ、女性向けなども登場しています。
価格は10000~30000円前後。
今後、気温が下がるのにはかなりの年月がかかると思われます。それまでは冷感グッズを使って暑さをしのぎましょう。