マイナンバーカード

マイナカードが一億枚突破

現在、政府が進めているマイナンバーカードですが、その交付枚数が一億枚を突破した事が分かりました。日本の人口における割合は80%を超えました。

総務省の発表によれば、7月7日までの交付枚数は1億10万8393枚。国民の8割に交付された事になりますが、持ち主が亡くなったり、有効期限切れ、また自主返納した例もあり、実質の保有枚数は9278万枚との事です。

いずれマイナカードに統一へ

政府はいずれは様々な「紙」の証明書を無くしてマイナカードに一本化する事を目指しており、2024年の12月には紙の保険証を廃止、そして同じく12月までに運転免許証も一体化する方針である事を発表しています。

河野太郎デジタル大臣は「マイナンバーカードやマイナポータルを活用する事で、一度入力したデータについては二度と記入しなくて済むようなシステムを作り上げたい」と意気込みを語っています。

なお、5月時点でのマイナ保険証の利用率は7.73%にとどまっています。

賛否あるマイナカード

本来、マイナンバーカードは「任意」であり、持つのも持たないのも自由のはずでした。しかし、紙の保険証・免許証を廃止してマイナカードに一体化させるという政府の方針は、実際の所、強制的にマイナカードを持たせるという事を意味しています。このやり方に対して反発する声も多く、「意地でもマイナカードは使わない」と言う人もいるようです。

筆者個人の意見を言うと、今回の一億枚突破というニュースを見る限り、実はそういう「反対派」の人は意外と少ないのかもしれないと思いました。マイナ保険証の利用が少ないのは、元々保険証を利用する機会が少ない事(筆者もほぼ使っていませんし)、高齢者の方がまだ新しいシステムについていけてない事などが理由としてあるのでは、と思います。
まあ、「いずれ必須になる」と聞いて、仕方なく交付した人もいるかもしれませんが。

筆者個人はマイナカードには賛成です。何枚もある証明書を1つにできるのは手間が無くなって良いと思うのです。「無くしたら大変」という声も聞きますが、それは紙の保険証でも免許証でも同じはずです。
政府には出来る限り、反発が起きない形で政策を進めてもらいたいものです。