引用元:厚生労働省

日本でも接種証明アプリが

現在、日本国内でのコロナウィルス感染者は日々100人前後と非常に少ない数字で推移しており、飲食店での時間短縮やイベントでの人数制限も続々と解除されています。一方でオミクロン株と呼ばれる新しい変異ウィルスも見つかっており、まだまだマスクが外せる状況にはなりそうもありません。
そんな中、政府はスマートフォンで提示できる「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」の提供を12月20日から開始すると発表しました。

新型コロナワクチン接種証明書アプリ

「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」は海外では既に広く利用されているもので、スマホ上で「ワクチンを接種した」という証明ができるアプリで、2次元コード付きの接種証明書が発行されるというモノです。海外ではこれを提示しないとイベントに参加できなかったり、お店に入れない事もあったりします。
日本でも居酒屋で9人以上で入る時などは接種証明が必要で、このアプリが普及するようになればより加速するかもしれません。

接種証明を申請するには、マイナンバーカードが必須となっており、国民全員に配布された紙(個人番号カード交付申請書)の状態では申請できません。また、当たり前ですが「iOS 13.7以上」「Android 8.0以上」のスマートフォンも必要との事。
政府はこれを契機にマイナンバーカードの普及を更に加速させたい考えのようです。

普及はするのか?

このアプリの普及において最も大事なのは「それを活用できる場があるかどうか」だと思われます。どのお店も接種証明の必要無く入れてしまうのであれば、意味がありません。
東京では飲食店に9人以上で入るには接種証明が必要。しかし、東京でいち早く取り入れたワクチン接種記録を登録する「TOKYOワクションアプリ」の登録者は12月7日時点で約32万人。2回ワクチン接種をした都民のわずか3%にとどまっています。また、知らずにお店にやってきた人に事情を説明するのが手間で、お店側も導入にてこずっているとの事。
筆者個人もそれならば9人以下で行こうと考えてしまいます。

他の国に比べて対応が今一歩遅いと言われる日本ですが、このアプリが普及するのかどうか、気になる所です。

【公式ページはコチラ】
https://www.mhlw.go.jp/index.html