携帯電話番号

ついに「060」の時代へ

総務省は携帯電話番号向けの新しい番号として「060」から始める番号を2024年12月頃から解放する予定である事を発表しました。
「090」「080」は既に満杯状態、「070」から始まる番号の残りわずかという状況になり、新たな番号を解放する必要に迫られた為です。

ドンドン増えていく携帯電話番号

車に搭載されていた「車載電話」など、最初期の携帯電話は「030」から始まる10桁の番号でした。しかし、携帯電話が普及し始めた1999年、桁数を11桁にし、頭も基本「090」から始まるモノが一般的となりました。

その後、携帯電話は爆発的に普及。わずか3年後の2002年には「080」を追加。しばらくは「090」「080」が使われる事になりました。
が、2013年には「080」も足りなくなり、「070」を追加。それから10年はこれで何とかもっていましたが、若年層から高齢者層まであらゆる世代の人が利用している事、1人で複数台の携帯(スマホ)を持つ事も珍しくなくなった事などがあり、ついには「070」も残り530万件になり、新しい番号を用意する必要になり、今回の「060」が追加される事になりました。

使われなくなった番号は一定の期間を過ぎると再利用されますが、それを利用しても足りなくなっているという事です。

オジサンだろうが使えればいいじゃん!

なお、SNSなどでは「今090を使っている人はオジサンだ」と言った意見がチョコチョコと出ているそうです。書いた通り、最初期は090から始まる番号だった為、その番号を使っている人は当時から使っている人、つまり今はオジサン(もしくはオバサン)だという事です。
今、新規に番号を取得するとほぼ「070」から始まる番号が割り当てられる為、「090」を使っている人は確かにそれなりに年をとっている人と言えるかもしれません。

ただ、大事なのはシッカリと通話ができる事であり、別に番号がいくつかなんてほとんどの人は(きっと)気にしません。どうしても気になるならこれを機会に番号を変えるのもアリかも?