引用RTの推奨開始

大手SNS Twitter(ツイッター)が、普通のRT(リツイート)の代わりに自分のコメントを添えてリRTする「引用RT」をするように推奨を開始しました。
2020年10月22日現在、RTをしようとすると、引用RTの画面に自動的に移行するようになっています。なお、そのまま何も書かずにRTすると今まで通りのRTと同じような形になります。

何故こんな事を?

何故、このような形にしたのか? それは11月3日に行われるアメリカ大統領選挙に対しての施策とされています。
今回のアメリカ大統領選挙はデマ情報や特定の候補者を著しく誹謗中傷するようなツイートが数多く出回っており、それが実際の選挙に影響を及ぼしていると言われています。それを少しでも抑制する為に「安易にRTさせない」施策がとられたのです。

引用RTにする事で、自身の意見を書かせ、その情報は本当に拡散させるべきなのか、ユーザーに考えてもらう時間を作る為です。

また、影響が大きいと思われるユーザーのツイートに対しては警告文が表示されるようになり、警告文をタップしないと内容が見れない仕様にもなりました。
このツイートに対しては「いいね」やRTができず、引用RTのみができます。

アメリカ以外の国でも同じような処置がとられているという事は、この選挙がいかに世界に対していかに大きな影響を持つかを証明していると言えます。

ずっとこのままなのか?

前述したように、目的は「アメリカ大統領選挙に対してのリツイートを抑制する為」であり、選挙後もしばらくは続くとしていますが、その後は元の形に戻るとの事です。

もはや候補者自身がツイッターを使って、様々な情報を発信している状態です。政策の発信などはスムーズにできて、良い面もありますが、一方でこうした誹謗中傷も行える為、今後も随時対応が必要になってくると思われます。