電子レンジ

電子レンジ、どこに置く?

ほとんどの方は毎日電子レンジを使っていると思いますが、「どこ」に食材を置いていますか? 筆者は昔、ラジオでとある芸人さんが「ターンテーブル型は端に置くとムラなく温まる」と言っているのを聴き、それ以来中心から少しズラした場所に置いています。
果たして、この対応は正しいのでしょうか?

実際に試してみた

効果があるのかどうかは、自分で試してみるのが一番です。食材は野菜炒め。前日の夜に作り、レンジに入れるまでは冷蔵庫にラップして入れてあったモノです。時間は2分。

まずは中心。食べてみると表面の食材はシッカリ温まっており、何ならちょっと火傷するくらい暖かくなっていました。ただ、奥の方はまだ冷たい部分も残っており、「ムラ」が出来ていました。

次に少しズラした場所。表面は当然暖かい。ただ、熱いと表現できそうな部分はありませんでした。奥の方は表面と同じくらいの温度とは言えないものの、中心に置いた時よりも暖かくなっている印象でした。

筆者が試した感じでは、少しズラした方が効果的だという結果になりました。

プロも「ズラシ」を推奨

実際、多くの専門家の方々も「少しズラシ」を推奨しています。何故なのか?
電子レンジは内部にあるアンテナからマイクロ波を出して食材を温めます。基本的にアンテナは天井や側面などに「固定」されているので、強く当たる場所、あまり当たらない場所ができてしまいます。
中心に食材を置くとその場から動かない部位ができてしまい、極端に熱い、極端に冷たい(温まらない)箇所が出来てしまうのです。食材をズラす事でそのムラを無くす事ができます。

一方でターンテーブルが無いタイプのレンジの場合は、どこに置いてもマイクロ波の当たる箇所は変化しないので、中心/ズラシによる効果の違いはありません。

ターンテーブル型はズラして使おう

当たり前ですが、どこに置こうが電気料金は変わりません。ちょっとした工夫でより効果が出る場合もあります。ターンテーブル型レンジを使っている方はこの知識、ぜひ覚えておきましょう。