詐欺メールの多いAmazon

詐欺メールの大半は、大手企業を偽って送ってきます。日本だと三井住友などの銀行、東京電力などの公共料金などがありますが、その中でも特に獲物として狙われやすいのがAmazonです。世界最大の通販サイトであり、筆者も今まで何度も利用してきました。

しかし、いくら狙われやすいと言っても限度があります。今回、それを強く思ったという事をお話したいと思います。

Amazonからの詐欺メール

まずはこれを見ていただきたい。
Amazon詐欺メール
これは筆者のメールソフトの画像です。5月28日から6月12日の16日間で届いたAmazonからのメールで、その数、実に19通です。1日1通以上のメールが送られているという事になります。一番多い日で6通も来ていました。

一番最初に受け取った時こそ「ん?」と気になったものの、それが詐欺だと分かって以降は来る度に完全スルーしていました。筆者が詐欺師だったら無反応のヤツにはもう送ろうとは思いませんが、この人(人かどうかも分かりませんが)、にも関わらずガンガンとメールを送ってくるのです。

内容は実に多彩で、

・注文した商品を発送できない
・アカウントを更新できなかった
・お支払い方法が承認されなかった
・プライム特典を利用できない
・他のデバイスからログインされた
・アカウントについて再認証が必要

と言ったモノでした。
よくもまあこれだけ色々なネタを思いつくなぁと感心します。

ちなみに、これらは全て詐欺メールです。何故、そう言い切れるのか、それは正規のメールならメールアドレスのドメインに「amazon.co.jp」とあるからです。今回貰った19通のメールの中に「amazon.co.jp」のドメインのメールアドレスは1つも無く、その上「t.vodafone.ne.jp」「nifty.com」「ezweb.ne.jp」「outlook.jp」と言ったAmazonからのメールとしてはありえないドメインになっていたので、一発で詐欺だと分かりました。

何故詐欺師はおバカなのか?

もしも筆者なら、一度スルーされたメールには当分の間はメールは送らないと思います。ここまで連続で送ったら逆に怪しまれて成功率が下がると思うからです。
このくらいの事は、誰でも分かると思うんですが、何故詐欺師はこんなおバカな事をしてしまうのでしょうか? それはおそらく、人の手でコツコツとメールを送っているのではなく、どこからか手に入れたメールリストなどを利用して、一気に数万、数十万のメールを手当たり次第に送っているからだと思われます。1つ1つの事など考えていないのです。

なので「メールが来ないように」対応するのは、ハッキリ言って無理です。だって無差別に送りまくってるわけですから。対応策は来たメールをしっかりカットする事です。迷惑メールをカットしてくれる機能のあるメールソフトも多くあるので、メールをうっとうしいと思っているなら、そういう所から変えてみてはどうでしょうか?