ノートパソコン

ある日、家電量販店で

ある日の事、新しいパソコンでも見てみようかなと思って家電量販店に行った時の事です。
パソコンコーナーを見て驚きました。売り場の9割がノートパソコンで占められており、デスクトップは1割程度しかなかったのです。筆者も仕事はノートパソコンだし、何となくデスクトップは衰退しているなとは思っていましたが、まさかここまであからさまになっているとは思いませんでした。

隣にあるゲーミングパソコンコーナーまで行けばデスクトップもそこそこありましたが、メモリが64GBでSSDが2TBと化け物じみたスペックのモノしかなく、もはや「ガチのゲーマー向け」のデバイスとなっていました。

一体何故こんな事になってしまったのか、筆者の考えを語りたいと思います。

何故デスクトップは衰退したのか?

筆者が初めてパソコンを買ったのは約20年前、大学生の頃でした。デスクトップパソコンで、ブランドは富士通のFM-Vシリーズ、OSはWin95。詳しいスペックはさすがに忘れましたが、当時は不満無く使えていました。
当時からノートパソコンはありましたが、筆者のイメージは「デスクトップは動かせないけどハイスペック、ノートパソコンは動かせるけどロースペック」というもので、当時ノートパソコンを選ぶという選択肢はありませんでした。まあ、当時はまだパソコンが日常生活に溶け込んでなかったというのもありますが。

しかし、その後技術が進歩し、今はどちらもほとんど変わらないスペックになりつつあります。スペックが変わらないなら、コンパクトで持ち運びができるノートの方が良いですよね。
また、もう1つの大きな理由として周辺機器があると思います。昔はフロッピーディスクやCDやDVDなどを読み込むのに、ドライブが必要でした。それらが無いノートパソコンは別途ドライブを用意する必要があり不便でしたが、今はネット上でデータのやりとりができるし、物理的なやりとりに関してもUSBメモリーなどで事足りるようになったので、ノートパソコンでも不便が無くなりました。

これらの事から、デスクトップのメリットが無くなっていき、淘汰されていったのだと思います。筆者も家ではまだデスクトップを使っていますが、次買うとしたら絶対にノートにしようと思ってますからね。

これからのパソコンはどうなる?

筆者が思うに、今後はこの傾向は更に進み、一般的なパソコンはノートが当たり前となり、デスクトップは「専門的な事をする為のスーパーパソコン」になると思います。冒頭に語った通り、もうそうなりつつありますね。

スペックの進化、そして働き方改革で一ヵ所にとどまらない働き方が増えているので、この流れは仕方ないと言えますが、デスクトップにはデスクトップなりの「味」があったので、少し寂しい気もします。時代の流れですね。