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ThreadsはTwitterを殺せるか?

2023年7月6日に配信されるや、たった4日でユーザー数が1億人を突破したMetaの新SNS「Threads(スレッズ)」。しかし、その後利用者が70%減ったなどと言ったネガティブなニュースも出ており、順風満帆とは行っていないようです。

そんなThreadsのライバルと言えば、言わずと知れたTwitterです。実業家イーロン・マスク氏によって買収され、様々な改革が断行された結果、「X」という名称に変わってしまったTwitterですが(本記事では浸透している「Twitter」の名称で通します)、テキスト系SNSとしては今だ強い影響力を持っています。特に日本では未だに最も利用されているSNSとして君臨しています。

そこで本記事ではThreadsは本当にTwitterに取って代わる事ができるのか、考察してみたいと思います。
※あくまで考察です。

Threads使ってますか?

皆さんはThreadsは利用していますか? 筆者はまだ利用していません。出た時は「すぐに始めなければ!」と思っていたんですが、以下の事実を知り、やる気が失せてしまいました。

①Instagramも作らないといけない
Threadsの運営会社であるMetaはInstagramも運営しています。両SNSをガッツリ絡ませるつもりなのか、Threadsアカウントを作る場合、必ずInstagramのアカウントも作らなければいけないのです。
筆者はInstagramはやっておらず、今の所やる予定もありません。なのに、Instagramも作らなければいけないというやり方はどうなんだろうと思いました。

②PCでは投稿できない
筆者はスマホよりも圧倒的にPCからツイートする事が多く、当サイトの公式TwitterもPCから投稿しています。しかしThreadsはPCからは閲覧はできても投稿はできません。この不便性も利用したくない一因です。

③トレンドが無く検索も不便
筆者はTwitterを「情報収集ツール」として使っており、今何が話題なのかを知る際に、トレンドなど大いに参考にしていました。とにかく情報が早いのが良いんですよね。そのトレンド、またはそれに類似する機能がThreadsにはありません。更に投稿を検索する事もできません(ユーザー検索しかできない)。この「周りがどんな事をしているのか」が見えにくいデザインは改善すべきだろうと思います。

以上の事から、筆者はまだThreadsを利用していません。最悪、①と②は目を瞑る事もできますが、③ができないとほとんどほぼ使う意味がありません。この辺りはぜひとも改善してほしいなと思います。

世間的浸透度もまだまだ

世間的な認知度もまだまだ高くはないと考えています。
一番そう思うのは「メディアの取り上げ方」です。例えば芸能人の情報などを伝える場合、「〇〇〇さんがTwitterで結婚をご報告!」などと、情報リソースとしてTwitterが取り上げられる事は珍しくありません。また「〇〇さんがTwitter開設」などとアカウントを作っただけでニュースになる事があります。しかし、それがThreadsというのはまだ見た事がありません。メディア側もまだまだThreadsではニュースになりにくいと思っているのかもしれません。
また、Twitterは様々なブログなどと「シェア」ができますが、Threadsはまだそれもできません。ネットの対応もまだまだ進んでいるとは思えません。

これからどうなるかは分からない

以上の事から少なくとも日本では、まだまだTwitterが優勢だと思っています。
ただ、これからどうなるかはまだ分かりません。↑に挙げた問題点が改善されれば筆者が手を出す可能性は十分ありますし、イーロン・マスク氏が「これからTwitterは1ツイート10円ね♪」とか言い出したらTwitterをやめるかもしれません。そもそも新名称の「X」って、ダサいと思うんだよな~。あっ、X Japanは好きですよ!

「クラブハウス」のように一瞬だけの人気に終わるのか、一年後、Twitterに肉薄する存在に成長しているのか、ちょっと遠くからじっと見守っていこうと思います。