ピンキリなオーディオガジェット

テレビやゲーム・ビデオなど、世の中には数多くの家電がありますが、筆者個人は、その中でも最も価格の振れ幅が大きいのはオーディオ機器だと思っています。特にイヤホンなどは1,000円以下で買える物もあれば、数万円するような物まであります。「音楽を聴く」という基本的な機能は変わらないにも関わらず、ここまで価格が違うのは、「音質はこだわりだすと際限が無い」という事なのでしょう。
かくゆう筆者も、音質が良いなら多少高くても品質の良い物を選びたいですからね。

そこで今回は、今まで非常に高価だった機能を低価格で実現したイヤホンをご紹介したいと思います。

イヤホン「月 -MOON-」

「月 -MOON-」は、株式会社ベタベタから発売予定の有線型イヤホンです（ケーブルは着脱が可能です）。

世の中には星の数ほどの有線イヤホンがありますが、そんな中で本製品最大の特徴が「平面駆動ドライバー」を搭載している事です。

全てのイヤホンには「ドライバー」と呼ばれるパーツが搭載されています。磁石の力で空気を振動させて音声信号を我々の耳に聞こえる「音」に変換してくれるパーツで、まさにイヤホンの心臓とも言えるパーツです。
一般的には「ダイナミック型」「バランスド・アーマチュア型」「ハイブリッド型」の３種類が広く使用されており、「ダイナミック型」は低音が、「バランスド・アーマチュア型」は中音・高音がクリアに聞こえると言われ、「ハイブリッド型」はその中間に位置しています。

「平面駆動ドライバー」はそのどれにも当てはまらないタイプで、歪みが極めて低く、低音はもちろん、中音・高音を含む幅広い周波数範囲にわたって非常にクリアな音を実現したドライバーです。また、出力時に一時的なエラーがほとんど無く、常に高速な応答時間にも対応しています。
と、極めてハイスペックなドライバーなのですが、その分価格が高く、有名ブランドのヘッドホン・イヤホンになると10万円を超えるような物も珍しくありません。

本製品はその平面駆動ドライバーを搭載、更にクロスオーバーチューニングでバランスド・アーマチュアドライバーを搭載、あらゆる帯域の音を歪み・濁りの無い透明感あるサウンドにしてくれます。それでありながら低価格を実現、従来に比べてとても手に取りやすい物となっています。

価格と販売場所について

本製品の価格は16,280円（税込）。↑に書いた通り、物によっては10万円以上する物もある中で、この価格帯はかなりリーズナブルと言えます。
本体の他、ケーブル、イヤーピース７種類、専用ポーチが付属しています。

現在、一般販売は行われておらず、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて先行販売されています。早期予約購入で2000円引きなどの割り引きが受けられるので、気になった方はお早めの購入をお勧めします。
なお、商品のお届けは2023年７月予定となっています。

本製品名の「月」の由来は「月へも響くような音質」と言った意味合いがあるんだとか。好きなアーティストの音楽はとことんキレイなサウンドで楽しみたい人はぜひともチェックしてみてはいかがでしょうか？

【サイトはコチラ】
https://camp-fire.jp/projects/view/662246
画像提供：株式会社ベタベタ