ツイッター

ツイッターの大改革が止まらない

電気自動車企業テスラのCEOで、世界一の富豪として知られるイーロン・マスク氏によって買収された大手SNSツイッターは、マスク氏によって大きく変わってきています。株式の上場廃止、従業員の大量解雇、認証バッジの有料化など、何かやる度に一般ニュースにもなるほどですが、この度、凍結されていた一部のアカウントが解除される事が発表されました。

凍結アカウントが解除へ

イーロン・マスク氏は24日、規約違反で停止されていたアカウントについて、法律違反・悪質な迷惑行為の記録が無い限り、停止を解除する「大赦」を行うと発表しました。
前日の23日に、ツイッター上でフォロワーに対して「アカウントを回復べきかを問う投票」を行い、その結果を受けての事。316万人の投票があり、その内72.4%の投票が「停止の解除」に賛成した為です。

現時点でどのアカウントが復活するのかはハッキリとは分かっていませんが、過激な発言を繰り返したトランプ元大統領、皮肉な内容で人気だった風刺サイト「バビロン・ビー」、アメリカのコメディアンであるキャシー・グリフィン氏は復活させると発表されています。ただ、トランプ元大統領は既に別のSNSを利用しており、ツイッターには戻らないとも発言しています。

改革はどんな形になっていくのか?

マスク氏の発言によれば、ツイッターはここ数年赤字状態であり、今のままでは倒産してしまうらしいのです。今回の改革は、赤字を改善させようとマスク氏が大ナタを振るった形と言われています。従業員を解雇して人件費を減らし、認証バッジを有料化して稼ぎを増やし、そして人気のアカウントを復活させて更にPV数を増やすという狙いなのでしょう。

ただ、企業の経営者が会社を存続させる為に様々な改革を行う事はよくある事であり、世界一の富豪が世界的に有名な企業に対して行ったからこそ話題にはなっていますが、やっている事自体は特別な事ではないとも思われます。
週80時間働けなどと言ったらしいですが、これも文字通りの意味ではなく、「そのくらいの気持ちで」という意味なのではないかと思われます。まあ、黒字化するまでは残業くらいはあると思いますが。

今の時点では、利用者にはほぼ影響は出ていませんが、これからどうなっていくのか、気になる所です。