シャンティと7人のセイレーン

ちょいとマイナーなゲームをご紹介!

世の中にはとても面白いのにイマイチを注目を浴びず、埋もれていく作品が少なくありません。そこで、この記事では、世間的な知名度はイマイチながらも、筆者が実際にプレイして面白かったゲームをご紹介したいと思います。

シャンティと7人のセイレーン

今回ご紹介するのは、2020年にアメリカのゲーム会社WayForward Technologies(ウェイフォワード・テクノロジーズ)によって発売された「シャンティと7人のセイレーン」というゲームです。プラットフォームはSteam(PC)・Xbox One・PS4・Switch。
父親が人間、母親がジーニー(魔神)というハーフジーニーの少女・シャンティを操作するファンタジー2Dアクションゲームで、経験値やレベルアップと言った概念はありませんが、探索要素が非常に充実しており、任天堂の「メトロイド」によく似たゲームシステムになっています。

この作品はシリーズ作品で、2002年にゲームボーイカラーで「シャンティ」が発売され、順調にシリーズを重ね、本作は5作目になります。

面白い所

●探索する楽しさ
最初は大した能力も無く、行ける場所も少ないシャンティですが、ボスを倒し様々な変身能力を身に付ける事で、探索できる範囲が広がっていきます。この「今まで行けなかった所に行ける楽しさ」はたまらないモノがあり、「メトロイド」や「探索型悪魔城ドラキュラ」が好きな人ならば間違いなくハマると思います。

●美麗なグラフィック
グラフィックはオール2Dで、3Dによる描写はありません。ですが、その2Dグラフィックは洗練され極めて鮮明で、もちろんフレームレートも60fpsで動きもとてもスムーズです。3Dのド迫力と言ったモノはありませんが、美麗なアニメを見ている感じです。
なお、OPがあり、それは純粋なアニメーションとなっています。このアニメは日本のアニメ製作会社トリガーが手掛けており、ダイナミックな演出は派手で見応えがあるモノになっています。

●美少女キャラクター満載
おそらく、本作最大の魅力が「これ、本当に海外のゲームなのか?」と最初に思ったほどに可愛らしいキャラクターです。海外のカートゥーンアニメがベースにはなっていますが、日本のオタクの目から見ても十二分に魅力的なキャラクターが揃っています。主人公のシャンティを始め、友人であるスカイ・ロッティトップス、宿敵のリスキィブーツ、新たに登場する4人のハーフジーニー、更にはボスキャラ(ラスボス含む)、街の住人に至るまで、出てくる女性はみんな美人で可愛いです。
この可愛らしいキャラクターを見るだけでも、本作の価値はあると思います。

シャンティと7人のセイレーン

シャンティと7人のセイレーン

気になる所

●日本語音声は無し
この作品(というかシリーズ全体)がイマイチ注目を浴びないのは、日本語による音声が無い事だと筆者は思っています。音声は全て英語で、日本語による字幕(吹き出し)という形になっているのです。
これだけ可愛らしいキャラクターがいるんだから、若手の女性声優さんなんかを起用すれば、それだけでそこそこ話題になるんじゃないかと思うんですよね。次回作ではぜひとも日本声優さんを起用してください。

●お話が短い
筆者は特別ハイスピードでやったわけではありませんでしたが、クリアまでにかかった時間はわずか11時間。若干のやり込み要素はあるので、全てやり尽くせば20時間くらいはかかるかもしれませんが、それでも短めです。
RPGとは違うので仕方ないとも思いますが、もう少しガッツリやれるボリュームが欲しかった所です。

メトロイドヴァニアと萌えが好きな人なら

上にも書いた通り「メトロイド」や「探索型悪魔城ドラキュラ」と言った2D探索型アクションゲームが好きな人なら絶対にプレイして損は無いと思います。難易度もかなり低いので、アクションが苦手な人でも十分楽しめると思います。
気になった方はぜひともプレイしてみてください。

【公式サイトはコチラ】
http://www.o-amuzio.co.jp/games/shantaess/
画像引用:オーイズミ・アミュージオ