OpenSeaでNFTを購入引用元:OpenSea

今話題のNFT

今、ネット界隈でおおいに注目されている「NFT」。正直、よく知らない人は全然分からない分野だと思います。
筆者もつい最近始めたばかりで、分からない事だらけです。ただ、詳しく知るには、何はともあれ色々といじくってみるしかありません。一見は百聞にしかずです。

以前、出品に関しては記事にしました。という事で今回は、実際に出品されているNFTを購入してみる事にしました。

事前準備

NFTの売り買いをするためには、必ず「ウォレット」と呼ばれるモノが必要になります。「ウォレット」とは日本語で「財布」の事で、仮想通貨のやりとりをするためには必ずウォレットが必要になります。
そして、ウォレットを準備した後はそのウォレットにお金(仮想通貨)を入れる必要もあります。お金が無ければモノは買えないですからね。

この辺りは出品に関する記事に詳しく書かれてあるので、そちらをご覧ください。

OpenSeaをチェック

用意ができたら、NFTを買うマーケットを選びます。今回は、出品の際にも使ったNFTの最大手と言われる「OpenSea」を使う事にしました。出品の際に既にウォレットは登録済みなので、あとは好きなモノを選んで買うだけです。

OpenSeaにはいくつかのジャンルがあり、「Art」「Music」「Trading Card」「Collectibles」などがあります。「Muisc」などはちょっと勝手が分からないので、一番無難そうな「Art」を選択。
すると出てくるわ出てくるわ、凄い数の作品が出てきました。筆者が見た時点ではその数165万。この中から選ぶのはかなり大変そうです。メルカリなんかでは検索でピンポイントで調べる事ができますが、アートとなると「名前」で調べろと言っても正直難しい所があります。
とは言え、そこはもう自由で構わないわけでして、とりあえず上から見ていきます。

おそらく出品者も海外の人が多いのでしょう、日本のアニメ作品のようなオタクっぽい作品ではなく、ストリートアート的なポップな感じの作品が多めです。他にもドット絵的な作品、海外のゲームに出てきそうなリアル調の戦士の作品などが並んでいます。
価格もピンキリで、0.05ETHのモノもあれば、4ETHする作品まであります。今(10月28日)の時点で1イーサリアムの価格は約45万円。0.05ETHでも2万円、4ETHなら180万円です。
こうして日本円にしてみると、なんか物凄い金額だなって感じますね。

作品決定、そして購入

OpenSeaでNFTを購入引用元:OpenSea

と、色々探している内に1つ気になる作品がありました。ドット絵タイプの作品で、ポップすぎない日本のアニメっぽい感じもする女の子の絵です。価格は0.029ETH。初めて買う作品としては妥当な金額かなと思います。

購入自体は極めて簡単で、詳細ページにある「Buy now(訳:今すぐ買う)」のボタンを押すだけです。その後、OpenSeaの利用規約に同意するかのページが出るので同意すれば、もう購入完了です。

ただ、ここで1点注意事項が。NFTは購入する際に手数料がかかるのです。
今回買った商品は0.029ETH。それに対してかかった手数料は0.036116ETH。商品の価格よりも高い手数料がかかってしまいました。どうやら、メルカリなどのように買った商品の〇%という感じではなく、高かろうが安かろうが一律これくらいの手数料がかかるようです。ちょっと納得できない気がしないでもないですが、まあ仕方ないですね。

という事で、これで購入完了です。
アカウントの「Favorites」のページを見てみると、買った商品が無事「アナタのモノ」として表示されていました。

買った商品はどうする?

皆さんも気になるであろう、「買った商品をこの後どうするか?」については、筆者もずっと気になっていました。

NFTは一般的に「その物の所有権の譲渡」であり「著作権の譲渡」ではありません。例えばビートルズのCDを買ったとしましょう。CD自体を人に貸したり売ったりするのは自由ですが、収録されているビートルズの楽曲を勝手にネットに上げるのは違法です。「その物の所有権」はアナタのモノでも「その物の著作権」はアナタのモノではないわけです。

なので、買ったからと言って自由にネットで掲載して良いというわけではないらしく、基本的には「Favorites」に買った商品を並んでいるのを見て満足を得るのが目的になるかと思います。ただ、買ったそのデジタルアートそのものは間違いなく自分のモノです。それをまた別のマーケットで売ったりもできるので、まだまだ発展途上だとは思いますが、夢は広がるのかなと個人的には思っています。

というわけで、これで一応、出品・購入、どちらもやってみました。出品した作品はまだ売れてないですが。
まだまだ分からない事が多く、これからも勉強していく必要はありますが、また1つ新しい事を学んで、偉くなったような気がしました(笑)。

【OpenSeaのページはコチラ】
https://opensea.io/