急増するサブスク

近年、急激に増加している「サブスクリプションサービス」。毎月決まった額のお金を払う事で、様々なコンテンツが使い放題になるというサービスです。最も代表的なモノが音楽が動画と言ったコンテンツですが、他にも服などのレンタルサービス、決まったメニューが一定数食べられる飲食サービス、教育教材、専門家相談など、実に様々なサービスが日々増加しています。
しかし、利用規約をよく読まずに契約して、思わぬトラブルに遭ったという人も。
これに関して、国民生活センターが「正しく理解して使ってください」と注意喚起しています。

サブスクトラブル

サブスクにおいて最も多いトラブルが「タダという広告を見て契約したのにお金を取られた」というケースです。
サブスクは基本的に一度契約すると、利用者が自分から解約申請を行わない限り、永続的にお金が発生します。利用者を集める為に最初の月だけ無料で、次月からはお金がかかるというパターンが非常に多く、悪質なモノになると、広告に大きく「利用無料!」と書き、隅の方に小さく「〇ヶ月間無料」と書いておき、分かりにくくすると言ったパターンもあります。
また、契約したのかしてないのか分かりにくい形で契約だけさせ、お金を取ると言ったケースもあるようです。コンテンツ・サービスを利用するしないは利用者の自由の為、とにかく契約させてしまえばお金は取れるわけです。

このようなトラブルを避ける為には、事前に利用規約などを必ず読む事です。利用規約を読ませないで契約させた場合、契約は無効とされる為、違法なサービスでない限り、契約する際に必ず利用規約を読むように促されます。Q&Aのようなコーナーがあるなら、それらもキチンと読む事をお勧めします。
中には解約に一定の期間が必要な場合もあります(当月解約するには毎月〇日までに申し込みをする必要があるetc)。利用規約にはこれらに関する説明があるはずなので、そこをシッカリ読んだ上で契約するようにしましょう。

トラブルは毎月500件

国民生活センターによると、この手のトラブルは毎月500件にも及んでおり、連絡が無いモノを合わせればもっと多くのトラブルが発生していると思われます。年齢などは発表されていませんが、やはりシニア層が多いと推測されます。

サブスクは近年生まれた新しいサービスです。それゆえ、勝手が分からずトラブルに遭う人も多いようです。
シッカリと事前に調べた上で利用するようにしましょう。

【国民生活センターのページはコチラ】
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211007_1.html