引用元:株式会社フィナンシェ

『みにくいマルコ』がNFTに

株式会社フィナンシェは株式会社CHIMNEY TOWNと、NFT事業において、西野亮廣氏の絵本『みにくいマルコ』内の画像データをNFTとしてオークション販売する事を発表しました。

『みにくいマルコ』とは?

引用元:株式会社フィナンシェ

「みにくいマルコ」は、人気芸人キングコングのツッコミ担当で、絵本作家でもある西野亮廣(にしのあきひろ)氏によって書かれた絵本です。2021年5月に発売されました。アニメ映画にもなった氏の代表作『えんとつ町のプペル』の数年後を描いたスピンオフ作品で、醜いモンスターであるマルコが、一人の少女と出会い、恋に落ちるという内容になっています。

NFTとは?

NFTとは「Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)」の略で、日本語で言うと「代替性のないトークン」となります。

例えば、絵画で言うと、本物なら数億円する物が偽物なら数万円の価値しかないという事がよくあります。これは、それが「本物」である証明ができるからこの値がつくのです。
これに対して、デジタルで制作したモノは、コピー&ペーストをする事で簡単にまったく同じモノを複製する事ができます。その為、「本物」「偽物」と言った概念が基本的に無く、ネット上に無数の「本物」が出回り、高い価値がつく事はあまりありませんでした。

そんなデジタル物に対して「これはコピーされてない本物です」「これは〇〇さんの所有物です」と言った、「替えの効かない証明データ」を制作・付随させる事で、デジタル物であっても「希少品である」と証明できるのです。
これが「NFT」です。
NFTは仮想通貨などに使われる「ブロックチェーン」を使って管理される為、ネット上でやりとりする限り、どこに行ってもこれを証明する事ができます。
この「NFT」は現在、世界的に大きな注目を集めています。

絵本内画像データをNFTコンテンツに

引用元:株式会社フィナンシェ

今回、その『みにくいマルコ』内で実際に描かれている絵の画像データがNFTコンテンツとしてオークションにかけられる事が発表されました。

販売される画像は3点。期間は2021年7月14日~31日まで。開催場所は大手NFTコンテンツオークションサイト「OpenSea」にて行われます。なお、サイトは英語表記となっています。オークションは仮想通貨「ETH(イーサリアム)」を使って行われ、一般的な通貨では落札できません。

落札した場合、落札者はその画像のオーナーとなり、自身のWebサイトなどに自由に画像を掲載する事ができます。また、『みにくいマルコ』の公式サイトなどにおいてはオーナーとして名前が表記されます。

引用元:株式会社フィナンシェ

7月15日現在のイーサリアムの単価は1ETH約21万円です。サイトを見てみると、1ETHで入札されている作品もありますが、他は0.16ETHや0.24ETHと、まだそれほど価格は高騰していないようです。
興味のある方はぜひともチェックしてみてはいかがでしょうか?

【オークションサイトはコチラ(英語)】