スマホバッテリーは大丈夫?

スマートフォンを使っている人なら、誰もが「バッテリーが早く減ってしまって困る」問題を経験した事があると思います。
スマホのバッテリー寿命は2~4年程度と言われており、年月が経てば経つほど、使えば使うほど充電できなくなっていきます。
バッテリーの減りを軽減するアプリであったり、バッテリー節約方法と言ったモノがネット上には数多く出回っていますが、実際にはどんな事が原因で消耗するのか、そしてどんな方法が有効なのか、調べてみました。

バッテリー消耗原因

バッテリーの消耗原因は、ズバリ「発熱」です。バッテリーを使ったり充電したりする事で、バッテリー自体が熱を発し、それがバッテリーを劣化させていくのです。劣化すると、充電できる電気の量が減少していきます。
この発熱を抑える手立てはありません。つまり、使っていければ必ず消耗・劣化していくのです。充電が可能とは言え、あくまで「消耗品」であるという事を頭に入れておきましょう。

100%と出ているのにすぐ減る

スマホを購入して年月が経つと、充電した際、表示的には「100%」と出ていても実は満タンにはなっていない事があります。何もしていないのに、たった30分で100%が80%になっていた、という経験をした事がある人もいるはずです(筆者のスマホもです)。
それは、あっという間に減ったのではなく、実際には100%充電できていない事を示しています。前述したケースだと、実際には80%しか充電できていなかったという事です。
前述したようにバッテリーが消耗すると完全には充電ができなくなります。それがこの症状の原因です。

バッテリー節約アプリ

スマホのバッテリーの減りを軽減するアプリなどがありますが、あれらのほとんどはバックグラウンドで動いているアプリケーションの停止、または開いているWebサイトを閉じるなどしてバッテリーの減りを抑えるという仕組みのアプリです。
まったく効果が無いというわけではありませんが、劇的な改善にはなりませんし、やろうと思えばアプリを使わなくても手動で対応する事も可能です。

他のケース・症状

充電しながら同時にスマホを利用する事も良くないとされています。バッテリーの消耗は「バッテリー自体の発熱」が主な理由です。充電しつつスマホを使うと、通常よりもバッテリーが発熱する為、消耗が早くなってしまいます。
他にも過充電もバッテリーの消耗を早めると言われています。100%になっているのに充電器を付けっぱなしにしておくと、満タンのコップに更に水を注ぎ続けて溢れている状態となり、バッテリーに余計な負担をかける事になってしまいます。

解決方法

基本的に一度消耗してしまったバッテリーを回復させる方法はありません。バッテリーの消耗は物理的なモノであり、減ってしまったモノを元に戻す事はできないからです。

一番の解決方法は、節約も何もないですが、バッテリー自体を交換する事です。値段はピンキリですが、比較的新しい機種になると1~2万円くらいで交換できます。新しいのにすれば、すぐに減ってしまうという事にはならないでしょう。使い続けていれば、また減ってきてしまいますが。

出来る限り、今のバッテリーを長持ちさせて使いたいというのであれば、バッテリー残量を20~80%の間に留めておく事が有効だと言われています。空はいけませんが、かと言って常に満タンというのもいけません。人間のお腹と一緒で、空も満腹も良くなく、腹八分目を継続させる事が良いのです。
ちょっとでも減っていたらすぐに充電をしてしまう人がほとんどだと思いますが、ここはちょっと堪えて、40%切るまでは充電しないとかすれば、(今よりかは)消耗を抑える事ができるはずです。

筆者の状況

筆者のスマホも100%まで充電しても、ものの30分で85%にまで下がってしまいます。ただ、そこから60%になるには2~3時間はかかり、そこから30%になるには更に4~5時間かかります(あまり使わなかった場合)。
おそらく、筆者のスマホは最大まで充電しても85%までしか充電出来ない所まで消耗しているのだと思われます。

ただ、原因と事情が分かっていれば、対処もしやすいです。
筆者の場合は85%までは充電できるので、まだ交換するには早く、適宜開いたサイトなどを閉じつつ、過度に充電しなければ、まだ当分の間は使えると考えています。
皆さんもバッテリーの状況をシッカリと把握した上で、対応策を考えてみてはいかがでしょうか?

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