テレビの音を無線で聞けるガジェット
サンワサプライ株式会社は、テレビの音を無線化できるヘッドセット＆トランスミッターのセット製品を発売しました。
普通のBluetoothイヤホンとしても使えます。
価格は10,727円（税抜）。
テレビの音って結構気になる？
筆者は以前、東京のマンションで一人暮らしをしていた時期がありました。1人暮らしだったので部屋は6畳と狭く、しかも隣との壁もそれほど厚くなく、大きな音を立てるとお隣さんに聞こえてしまう状態でした。
そんな部屋では、テレビの音を普通の音量で流すと、ほぼ間違いなくお隣さんにも聞こえてしまいます。苦情を言われた事はありませんでしたが、「これ、もしかして迷惑かかってるかも？」と勝手に不安になり、テレビを見る時は有線タイプのヘッドフォンを付けていました。
しっかりとテレビを見る時はそれでも良かったんですが、例えば食事をしている時やパソコンをいじっている時など「ながら作業」の時にもヘッドフォンをつけていないといけなかったのが面倒だったのをよく覚えています。
今回ご紹介するのは、そんな面倒を無くしてくれる製品です。
ヘッドセット＆トランスミッター「400-BTTWS4BK」
ヘッドセット＆トランスミッター「400-BTTWS4BK」は、テレビの音を無線化できるヘッドセット＆トランスミッターです。
トランスミッターとテレビをケーブルで接続すると、テレビの音がヘッドセット（イヤホン）に流れるという仕組みです。
大きな特徴がトランスミッターです。トランスミッターとは簡単に言えば「送信機」の事で、直接繋ぐ事のできない機器の間に用意する事で、データ（主に音）を流す機械の事です。
最近のワイヤレスイヤホンはほぼ全てがBluetoothです。音を送信する機械にBluetooth機能が備わっていれば良いのですが、少し古いテレビやオーディオの場合、Bluetooth機能が付いていない場合もあります。
そういう時にトランスミッターがあれば、トランスミッターを通してワイヤレスイヤホンに音を出す事ができるのです。
Bluetooth機能がついていない古いテレビをお使いの方は、トランスミッターが必須になり、本製品はトランスミッターのセットになっています。つまり、これ一台（一セット）あれば、他にマシンは必要無いのです。
このトランスミッターはテレビ以外の様々なモノに使えます。USB端子や3.5mmAUX端子、AUX＋RCA赤白端子など、様々なタイプの入力端子が用意されており、パソコン・スマホ・ゲーム機・オーディオステレオなど、音を流すマシンほぼ全てに使えるので、テレビ以外にも使いたい人にお勧めです。
また、付属のヘッドセット以外にも別売りのヘッドセット（市販のヘッドセット）を同時に繋ぐ事も可能で、夫婦やカップルで映画などを楽しみたい時に活躍できます。
また、トランスミッターはイヤホンの充電スタンドの役割も兼ねています。
また、イヤホンの方もトランスミッターとは別に稼働するので、Bluetooth機能があるモノならばトランスミッターを介さなくても繋ぐ事ができます。外でスマホから流す音楽を聞きたい時などは、トランスミッターを持ち歩かなくても使う事ができるのです。
イヤホンは低遅延＆高音質のコーデック対応なので、品質も疎かになっていません。
音楽は自分だけで楽しむ時代
自分にとって好きな音楽でも、他の人もそうであるとは限りません。ライブなどでは大きな音をそこにいるみんなでシェアする事こそが醍醐味と言えますが、家や電車の中で聞く時は誰にも迷惑をかけずに聞くのが今の時代です。
本製品ならば、いついかなる時でも自分だけの音楽を楽しむ事ができます。
必要な方は是非検討してみて下さい。