引用元:アップル

AppleWatch、アップデートで念願の機能が実装!

1月21日、Appleが配布予定のアップデートにて、AppleWatch4以降で「心電図」と「不規則心拍」の機能が実装される事が分かりました。
心房細動などの症状が出にくい病気の早期発見が期待できると世界中で話題になっていたアプリが、ついに日本でも利用可能になりました。

AppleWatchの最新アップデート内容

Appleが1月21日に発表した最新アップデート「iOS 14.4」と「watchOS 7.3」には、ECG機能がつく事が判明しました。ECG機能とは「心電図機能」の事です。アメリカでは2018年から利用が可能になっていましたが、日本ではなかなか進んでいませんでした。
そこまでの機能となるともはや「医療機器」になりえるという事で、日本でこれらのアプリを展開するには許可を受ける必要があったらしく、それがなかなか進まなかった為、遅れていたようです。それが2020年9月にようやく認可され、今回の実装連絡という運びとなりました。

「心電図」はAppleWatchの4以降シリーズで利用が可能です。
AppleWatchを装着すると、接触部分から心電などを計測。心拍リズムを心房細動、洞調律、低心拍数、高心拍数、判定不能のいずれかに分類。その結果は正式なデータとしてPDFに医師に提出する事ができます。

更にAppleWatchの3以降シリーズでは、「心電図」の他に「不規則心拍」の機能も利用できるようになります。
内蔵されている心拍センサーを利用して心房細動の兆候がないかをバックグラウンドでチェックし、不規則な心拍リズムが検出されるとユーザーに通知してくれます。
心房細動は初期症状が無く、重症化してから一気に表面化する事が多い病気です。しかし、今回のアプリによりこれまでよりも早めに感知ができると言われています。
実際、既に配信されている海外では、これによって病気が早めに判明した事例がいくつも確認されているという事です。

スマートウォッチは便利から必須になっていく?

これまでのスマートデバイスはあくまで日常生活を今以上に「便利にする」というモノでした。勿論、中には健康に関するモノなどもありましたが、あくまでサポートと言った位置付け。
しかし、今回の新機能はサポートに留まらない、例えば糖尿病の方のインスリン注射のように、「必須」となりえるレベルの機能と言えます。今回の機能により病気などを早めに発見し、寿命を延ばす事ができるようになるかもしれません。
これからは時計が無くなり、スマートウォッチが当たり前になってくるかもしれません。