引用元:100日後に死ぬワニ完結記念サイト

今年一番「いいね」されたツイートは?

TwitterJapanは12月8日、今年(2020年)最もリツイートされたツイートを発表しました。それは漫画家・イラストレーターであるきくちゆうき氏による4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」の最終話でした。
なお、最もリツイートされたツイートも同じ「100日後に死ぬワニ」の最終話でした。

「100日後に死ぬワニ」とは?

「100日後に死ぬワニ」は漫画家・イラストレーターがツイッターで公開していた4コマ漫画です(インスタなどでも公開)。
2019年12月12日から公開され、きっかり100日後の2020年3月20日に完結しました。
100日後に死ぬ事が決まっているワニ君の何気ない日常が4コマで描かれており、未来の事など知らずにのほほんと過ごしているワニと、未来を知っている読者の気持ちの乖離が切なく、人気を呼びました。
話が進むたびに「あと〇日」と書かれ、否が応にも死が近づいているのが意識され、作者のきくち氏も「いつ死ぬか分からない。それを意識すると行動や生き方がより良い方向に行くのではないか」と語っています。

最終話に行くに従って人気が加速していき、3月20日の最終話ではワニ君が交通事故に遭って死ぬ事になりますが、ハッキリとしたシーンを見せず曖昧な表現にとどめた事もあり、更に話題になりました。
12月9日時点で「いいね」が207万、リツイートが71万となっており、今年最も話題になったツイートとなりました。
なお、最終話が公開された日は、ツイッターのトレンドで「世界一」にもなりました。

その後の展開に賛否が

社会現象となった「100日後に死ぬワニ」でしたが、最終話公開後、すぐに「アニメ映画化」「グッズ販売」「展示会」と言ったメディア展開の告知がなされ、このあまりの展開の速さに批判が続出。どこかの広告代理店の戦略だったのでは? と言った意見まで出されました。
結局の所、そういった戦略だったのかは分からず仕舞いでしたが、結果的には有終の美を飾る事ができず、微妙な評価のまま、今に至っています。

とは言え、その後、雨後の筍のごとく「100日後に〇〇」と言ったツイートが現れる事になり、手軽に投稿できるSNSならではの新しいコンテンツの提供の仕方を確立する事にもなりました。

来年はどうなる?

既にツイッターもインスタ、フェイスブックも日常の中にすっかり溶け込んでいます。2021年はどうなるのか? 新しいSNSが生まれるのか、既存の中から新しい話題が生まれるのか、気になる所です。
まだ、半月残ってますけどね。

【100日後に死ぬワニ完結記念サイト】