引用元:ポケモン公式サイト

ユリ・ゲラー氏「ユンゲラー」を認める

自身を「超能力者」と名乗り、世界的な知名度を誇るイスラエル人ユリ・ゲラー氏が、人気ゲーム「ポケットモンスター」に登場するキャラクター「ユンゲラー」の使用を許可する発言を自身のツイッターでしました。
ユンゲラーはポケモンに登場するモンスターキャラクター。スプーンを持っているデザインや、名前からしてユリ・ゲラー氏をモデルにした事は間違いなく、これに対してユリ・ゲラー氏本人が名誉棄損だとして提訴。それ以降、ポケモンにはユンゲラーは一切登場しなくなりました。
提訴から約20年が経過した今、裁判がどうなったのかは分かりませんが、提訴した本人が許可を出した事で、再びユンゲラーがポケモンに登場する可能性があります。

ポケモンモンスター「ユンゲラー」とは?

ユンゲラーはポケットモンスターに登場するモンスターです。ポケットモンスターの「初代」であるゲームボーイ「ポケットモンスター 赤・緑」から登場し、アニメにも登場しました。
3段階に進化するモンスターの2段階目のモンスターに位置します。ケーシィ → ユンゲラー → フーディン という感じです。
黄色い体毛などからキツネをイメージしたモンスターで、ユンゲラーも含めてどれもポケモンらしいデザインです。
ただ、ユンゲラーだけは前述したように手にスプーンを持ち、ユリ・ゲラー氏と一文字しか違わない事から、ユリ・ゲラー氏がモデルである事は明らかでした(スプーンはユリ・ゲラー氏の超能力を見せる物としてよく使われる)。

ユリ・ゲラー氏が激怒

ユンゲラーはどうやら無許可でのデザインだったらしく、これに対して、1999年と2000年にユリ・ゲラー氏が名誉棄損だとして任天堂を提訴。この影響で、ユンゲラーは「ポケモンカードe」以降のポケモンカードには一切登場せず、アニメではアイキャッチでわずかに出た程度、ゲームでは「ダイヤモンド・パール」に出てきますが、出番としては大変少ないという状態になりました。

20年が経ち、突然の許可

それから20年、もはや復活は絶望的だと思われていた矢先にユリ・ゲラー氏本人が自身のツイッターで「20年前にしたことを本当に申し訳なく思っている。ユンゲラーの禁止を解除する。ユンゲラーのカードが復活するかどうかは任天堂次第だ」と投稿。
裁判自体がどのような形になっているのかは定かではありませんが、本人が許可しているので、円滑に解決に向かうのではないかと思います。

任天堂はまだ正式なコメントなどは出していませんが、今後ユンゲラーが再びポケモンカードになって復活する可能性も大いに期待できるかと思います。