概要
音に関する製品を企画・開発しているクリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、11月27日に発売を控えている合成音声ソフト「初音ミク NT(ニュータイプ)」の予約受付を開始しました。
価格は19,800円(税込)。
同社のブログにてイラストレーターのiXima氏が手がけるメインビジュアルも公開しています。
初音ミクとは?
使った事が無くても、名前やビジュアルなら多くの人が知っているであろう初音ミクは2007年に発売された音声合成ソフトです。現在までに言語違いやバージョンアップなど数種類の初音ミクが発売されています。
メロディと歌詞(音声)を入力する事で、簡単に「歌」が作れるという事、そしてその愛らしいビジュアルがおおいに受けて大ヒットを記録。動画投稿サイトなどで数多くの動画がアップロードされ、認知度のアップにも繋がりました。
なお、初音ミクや後に発売された巡音ルカなど「キャラクター」の事を「VOCALOID(ボーカロイド)」と呼ぶ事があり、今ではこれも間違いではありませんが、本来「VOCALOID」とは大手楽器メーカー・ヤマハの開発した音声合成技術の事を指します。
初音ミクはこの「VOCALOID」という技術を用いて作られた音声合成ソフトで、特徴的な「声」にする為に声優の藤田咲氏を起用、更に音声(歌)にリアリティを持たせるために、ツインテール姿の「キャラクター」を付与したのです。
初音ミクがパワーアップ!
今回新たに発売される「初音ミク NT」は、簡単に言えば、より細かい所にまで手が届くようになった「次世代初音ミク」です。
歌い方や声色を今までよりも簡単な操作でコントールができ、音声も従来よりも滑らかになり、より「本物」らしい発声ができます。
また、「初音ミクNT」は「VOCALOID」の技術が使われておらず、音声合成エンジンもクリプトン・フューチャー・メディアが開発しています。つまり厳密にいえばボーカロイドではないんですが、もはや「ボーカロイド=初音ミク」のイメージが定着している為、今後もこの呼び方をしても問題は無いと思われます。
【初音ミクNTプロトタイプ版・歌声デモンストレーション】
これから使ってみては?
今だに「実際に使うと難しいからやらない」と考えている方も多い初音ミク。
「初音ミクNT」は操作も簡単になり、更にこれまでよりもリアルな歌を作る事ができます。食わず嫌いはせずに、まずは一度触れてみてはいかがでしょうか?