ライフスタイル Week【夏】

2020年9月2日から4日にかけて東京ビッグサイトで行われた「ライフスタイルWeek【夏】」に行ってきました。
ライフスタイルWeekとは雑貨、インテリア、ベビー用品、美容品と言った最新商品の商談会イベントです(一般の入場は不可)。今回はこのイベントに取材に行かせていただき、そこで見つけた最新のデジタルガジェットをご紹介します!

進化し続ける「見る」事への欲求

五感の中で最もダイレクトの情報が飛び込んでくるものと言えば、やはり「視覚」でしょう。
21世紀に入った今も4KテレビやVRなどと言った「見る事」への追及は止まる事はありません。スマートフォンやカメラなども画素数は上がり続け、SNSでは素人が撮ったモノとは思えない美麗な写真や動画が日々アップされています。
今回はテレビやスマホとは少し違った分野で活躍する「見る事」を追求した株式会社阪神交易の商品を3つご紹介します。

様々な用途に使える防振双眼鏡

まずは防振・防水機能を備えた双眼鏡「シリウス12(トゥエルブ)」です。
遠くの物を確認する際に最も邪魔になるのが「手ブレ」ではないでしょうか? 手元ではわずかなブレでも数十m先の物を見た時は激しい振動となり、目標をキチンと見れない事があります。動いている物を見る時などは更にひどいものになる事も。
「シリウス12」は独自のジャイロセンサーを搭載している為、手振れを完全防止。ジャイロセンサーは単三電池1本で稼働し、連続で12時間もの間使う事が可能です。また、スイッチの切り忘れを考え、無操作で本体が静止していると30分で自動的に電源が切れます。また、センサーを使わなくても、通常の双眼鏡としては問題無く利用できます。

レンズの倍率は12倍率です。通常、双眼鏡は倍率が上がると視野が狭くなり、光量の問題で暗くなっていきます。しかし「シリウス12」は最新技術を駆使し、遠くの物までハッキリと見る事ができます。
また、完全防水対応で雨の中でも使用する事ができます。レンズには対物・接眼両面に撥水撥油コートが施されているので、水滴や汚れが付きにくく、どんな環境下であってもその性能が弱まる事はありいません。
更にこの精度ながら世界最小クラスの小ささを実現していて、持ち運びにも便利です。アウトドアだけでなく、コンサートやスポーツ観戦にも最適です。
なお、9/14日現在、まだこの商品は発売されていません。秋以降の発売になるとの事です。

【商品詳細】
商品名     :シリウス12(トゥエルブ)
望遠倍率    :12倍
対物レンズ有効径:21mm
実視界(FOV)  :4.8
見かけ視界   :57.6°
ひとみ径    :1.8mm
アイレリーフ  :11mm
最短合焦距離  :2.7m
防水性能    :完全防水IPX7
電池寿命    :連続12時間(センサー駆動時)
オートオフ機能 :無操作かつ静止時30分間で電源自動オフ
電源      :単三アルカリ乾電池1本
サイズ     :幅119×奥行131×高さ52mm
重量(電池含まず):438g
標準本体価格  :77,000円(税抜)

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夜の映像をフルカラーで映し出すナイトビジョン

次は夜間の映像をフルカラーで見る事ができるナイトビジョン「サイオニクス オーロラ」です。
夜は当たり前ですが暗く、通常のビデオカメラなどでは基本的に真っ暗で何も見る事ができません。見ようとするなら、白黒や緑色の映像になる暗視カメラと言った物が必要になります。
しかしこれは特殊なセンサーを搭載する事で、夜でも昼間に近いフルカラー映像を映す事ができる画期的なナイトビジョンなのです(従来の白黒や緑の映像も撮影可能)。

このセンサーは「超低照度CMOSセンサー(ISO感度819200)」と言い、これにより人間の目では見えない範囲の近赤外線の光なども感知して映し出す事ができる為、夜間でも鮮明なカラー映像が映せるというわけです。

【一般のカメラとの比較動画】

見るのは勿論、写真を撮影したり動画の撮影も可能で、データはMicroSDカードに保存する事ができます。例えば夜間の監視業務などで怪しい人影を発見したら、その映像を保存しておく事もできるわけです。動画は約35分間の保存が可能です。
デジタルズームは3倍で、遠くの映像も映せます。
WiFi機能も付いており、遠くからのリモート操作もOK。また三脚ネジ穴もある為、これらを使えば、三脚を使って一定の場所に置いておき、それをリモートで操作して、夜行性の動物などを撮影したりする事だってできます。

【こんな風にも使えます!】

【商品詳細】
商品名     :サイオニクス オーロラ スタンダード
センサー    :12倍
ISO感度     :819200
ファインダー  :有機ELマイクロディスプレイ
シーンダイヤル :Night(夜間) Twilight(日の出前と日没後の約1時間) Day(日中)
造影      :カラー モノクロ グリーン
レンズ     :16mm、 Night(f/1.4) Twilight(f/2.0) Day(f/5.6)
動画      :720×360ピクセル、 MOV、約35分保存可能(4GB使用時)
         ※連続動画撮影は29分で一旦OFFとなります。
静止画     :1280×720ピクセル 約92万画素 1枚容量約190KB
デジタルズーム :3倍
機能      :GPS 加速度センサー コンパス
WiFi      :iOS Android対応
データ保存   :MicroSDカード 最大32GB使用可能
稼働時間    :約2時間
充電時間    :約2時間(リチウムイオン充電池使用)
動作環境温度  :−20℃~50℃
サイズ     :63 x 53 x 119mm
重量(電池含む) :274g
防塵防水性能  :IP67
標準本体価格  :¥135,000(税別)
付属品:
クイックスタートガイド、バッテリー(2個)、充電用USBケーブル、ストラップ、防塵防水ハードケース、MicroSDカード(32GB)、保証書、シリアル番号登録済タグ(本体貼付)、純正品検査証、コンタクトカード
※他、スポーツタイプもあります。

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動物も人もクッキリ映す野外型センサーカメラ

近年、森林減少による獣害が多発しています。夜間の為、いつどんな動物がどのくらいの数で来るのかなど、人の目では確認できない事も多いのが実情です。
また、夜間の近隣住人によるいやがらせや窃盗事件、不法投棄と言った人の手によるトラブルなどもニュースでよく見かけます。それらの対策として利用できるのがセンサーカメラ「トロフィーカム」です。

「トロフィーカム」は人感センサー(赤外線パッシブセンサー)の範囲内で熱を感知するとカメラが作動(最大0.2秒以内)、設定された内容(静止画、動画)で撮影します。静止画と動画を同時に撮る事も可能です。
感知はカメラからおよそ30mで撮影幅はおよそ38°です。
本体の自動判断で昼間であればカラーを、夜間であればモノクロ撮影になります。

「トロフィーカム」の最も凄い所はセンサーカメラとしては桁外れの3,000万画素を実現した事。これにより従来のセンサーカメラよりも鮮明な画像・動画を撮影する事ができるのです。また、感知から撮影開始までわずか0.2秒。決定的瞬間も逃しません。

【商品詳細】
撮影画素数(最大値) :約3000万画素
イメージコア     :デュアル
撮影画像/形式    :静止画(JPG形式) / 動画(MP4形式:5~60秒設定)
パネル設定      :年月日、時刻
フラッシュ      :ノーグロウLEDフラッシュ
トリガースピード   :0.2秒
連写機能       :1・2・3・4・5枚選択
ナイトビジョン機能  :○
カラー液晶モニター  :○(カラーLCD内蔵)
内蔵LCD撮影画像確認  :○
音声記録機能     :○(動画撮影時のみ)
センサー有効距離   :約24m
撮影範囲角度     :前方38°(撮影画像の幅)
センサー感度調整   :低 / 中 / 高 / オート(4段階調整)
インターバルモード  :0.6秒~60分間
赤外線フィルター   :自動
SDメモリーカード  :最大32GBカード使用可能
ネジ穴インターフェイス:三脚取付穴 / 音声出力可能
電源/電池寿命     :単三アルカリ乾電池 6本 / 約180~360日間(アルカリ乾電池使用時)
特殊機能       :フィールドスキャン機能、ハイブリッド撮影(静止画と動画の同時撮影)
寸法 ※突起箇所含む  :148×103×75mm
重量 ※電池含む    :440g
標準本体価格     :¥53,000
※複数種類があります。

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編集部からの感想

テレビなどで見る災害の映像や夜間の映像。何気なく見ていましたが、テレビやパソコン、スマホなどと同じで実は日々進化しているのだと改めて思いました。
映像は鮮明であればあるほど物事は明確に伝わりますし、時にそれが犯罪などにおいて決定的な瞬間を撮る事もありますし、日々の生活を豊かにもすると思います。
これからはVRとかで決定的瞬間が見れる時代が来るのかもしれません。