引用元: マイナポイント公式サイト
マイナポイントが今日からスタート
2020年9月1日から「マイナポイント」が開始されました。
マイナポイントとは、マイナンバーカードからキャッシュレス決済サービスの登録をする事で、そのキャッシュレスサービスを利用した際の25%分のポイントを付与されるというもの。付与されたポイントはそのキャッシュレスサービスで1ポイント=1円として利用できます。
政府はこのサービスを4,000万人が利用すると見込み、2,000億円の予算を計上したが、事前の申請は376万人と10%にも届かない前途多難な船出となっています。
マイナポイントの利用の仕方
マイナポイントを利用するには、いくつかの手順を踏む必要があります。
①マイナンバーカードを取得する
皆さんの元に、国からマイナンバーを通知する紙が届けられているはずです。それを市役所に持っていき、申請をします。約一ヵ月ほどで運転免許証のような「マイナンバーカード」が出来上がります。
②スマホやパソコンからマイナポイント利用を申請する
専用のPCサイト、スマートフォンの場合は専用のアプリ、または各キャリアショップや銀行、コンビニなどでマイナポイントの利用申請を行います。そこで、ポイントが付与されるキャッシュレスサービスを選びます。ICカード、QRコード決済、クレジットカードなど、100種類以上のキャッシュレスサービスがあります。
なお、現在最も選択されているキャッシュレスサービスは「PayPay」との事です。
③指定したキャッシュレスでお買い物
選んだキャッシュレスサービスで買い物をしたりお金をチャージしたりすると、その金額の25%分がポイントとしてマイナンバーカードに付与されます。上限は5,000ポイントです。つまり20,000円分利用すれば、上限の5,000円分のポイントがつくわけです。
ポイントは選択したキャッシュレスサービスで1ポイント1円として利用する事ができます。
イマイチ盛り上がらない理由
20,000円使えば5,000円分のポイントがつくと聞けば、とても良いサービスだと思いますが、これがイマイチ盛り上がっていません。
その最大の理由は「手続きの面倒臭さ」です。
そもそも、マイナンバーカードを持っている人は現在全国民の20%前後しかいません。マイナンバーカードを手に入れるには、市役所に行って申請を行い、出来上がったら自分で取りに行く必要があります。
その後も、自分でアプリをインストールしたりしてマイナポイント利用の申請をしないといけません。パソコンの場合、別途カードリーダーを用意する必要もありますし、どちらも無い人はキャリアショップなどに自分から行かないといけません。
更に、選べるキャッシュレスサービスは1つだけです。複数のキャッシュレスサービスを利用している人からすれば、1つしか選べないのは不自由と感じるかもしれません。
こういった面倒臭さから敬遠する人が多く、利用者が増えていないのです。
これからどうなる?マイナポイント
マイナポイントが付与されるのは、2020年9月1日から2021年3月末までです。このキャンペーンを利用して、マイナンバーカードの利用者数を増やすのが国の目的です。
しかし現在は認知度も低く、国は今後テレビCMなどを利用して認知度を上げていく方針だと言います。
新型コロナ対策として10万円の給付やGoToドラベルキャンペーンなどが話題になりましたが、マイナポイントが今後どうなるのか、気になる所です。