マイナ保険証

保険証と一体化したマイナンバーカード「マイナ保険証」

これを書いてるのは2023年9月29日。今月末は「マイナポイントキャンペーン」の締め切り日です。今、市役所に駆け込んでいる方もいると思いますが、筆者は随分前にマイナンバーカードを取得し、マイナポイントも全て取得済みなので、のんびり過ごしています(汗)。

マイナポイントを取得済みという事は、健康保険証との紐付け、いわゆる「マイナ保険証」の登録も完了しているわけですが、取得後、実際に利用する機会は一度もありませんでした。筆者側はいつでもOKだったんですが、使われる側、つまり病院や薬局の方で準備が整わず、以前「ウチはまだ準備ができてないんで…」と言って利用を断れた事もありました。

そんな「マイナ保険証」をついに使う時が来たので、その時の事を書かせていただきたいと思います。

薬局でついに「マイナ保険証」を使う

筆者は数年前、会社の健康診断で血糖値やコレステロールなどの値に赤信号が出て、「糖尿病」という診断を受けました。それまでは放置していたんですが、「もう40も超えてるし、このまま放置はしておけない」と一念発起して、近所の病院に行き、薬を処方してもらい、更に一日一時間以上の運動を始めました。以後二ヵ月に一回病院に通い、体の状態をチェックして貰いつつ、薬も飲み続けています。
つまり、二ヵ月に一回、保険証を使う機会があるという事です。

先日も二ヵ月に一回のチェックの日がありました。病院での診察を無事終え、処方箋を受け取り、すぐ近くの薬局へ。そこには、普段見慣れない装置があり「マイナ保険証の利用はコチラ」というポップが貼ってありました。
薬剤師さんに処方箋を出すと「保険証をお願いします」と言われたので、その装置を見て「マイナンバーカードでも大丈夫ですか?」と聞くと「大丈夫ですよ」と言われ、その装置を使うように案内されました。

それはちょっと大きな「カードリーダー」のような感じの装置で、ディスプレイがあり、その下にカードを読み取るスペースがありました。マイナンバーカードを置くと、すぐに「ピッ」と反応し、ディスプレイに「パスワードを入れてログインしてください」とのアナウンスが。
筆者はてっきりすぐに通ると思っていただけに、わざわざログインしなくちゃいけないというのは面倒だなと思いつつ、申請した時に登録した4桁のパスワードを入力。するとすぐにログインでき、その後「情報を共有していいですか?」との確認が。「いいえ」にしたらおそらくマイナ保険証は使えないと思い、「はい」と押すと、それで承認は完了しました。
そして、薬剤師さんに「確認できたので、しばらくお待ちください」と言われました。

あとはいつもと同じで、数分で呼ばれ、処方された薬を購入して終わりです。
紙の保険証も持ってはいたんですが、結局そちらは一切出す事無く、薬を買う事ができました。パスワード&承認の二段階を経ないと通らないというのはどうなんだろうと思いましたが、とりあえず初めてのマイナ保険証利用は無事完了しました。

批判はあるが便利だと思う

マイナンバーカードは度重なるトラブルやミスなどで信頼を失い、使いたくないと言った意見もよく聴きます。確かにミスの連発はよろしくないでしょうが、個人的には情報を一つにまとめるというアイデア自体は決して悪くはないと思います。転職する度に保険証が変わるのも面倒ですし、今回実際に使ってなかなかに悪くないと感じました。
いずれは免許証もマイナンバーカードに一体化されると言われていますが、それも悪い事ではないと思っています。

筆者は国側の人間というわけではありませんが、ここはあえて擁護します。
最初は何でも失敗が付き物です。この世のあらゆる発明は無数の失敗の上に成り立っています。使って経験を重ねる事で、洗練されて便利なモノとして認知されるのではないかと思っています。
皆さんも実際に使ってみれば、考えが変わるかもしれませんよ。

【サイトはコチラ】
https://myna.go.jp/html/hokenshoriyou_top.html
画像引用:マイナポータル