旧Twitter

「X」になったものの…

コピーライターの糸井重里氏が先日、X(旧Twitter)で「俺はもう、ひとまず決めたね。「旧」とか付けずに「ツイッター」って呼ぶわ。「X」になったのはわかってるけど、「ツイッター」で通じるうちは「ツイッター」でいく」とポスト(ツイート)し、共感する声が上がっています。

Twitterが「X」となってから一ヵ月以上が経過しましたが、未だにほとんどのメディアは「X(旧Twitter)」と、以前の名前をつけた形で紹介しています。糸井さんも言っている通り、名前が「X」に変わった事は誰もが知っていますが、どうして(旧Twitter)なんて言葉をつけ続けるのでしょうか?

「X」は汎用性が高すぎる

 その答えは「汎用性が高すぎるから」だと思います。これはどういう事か? 簡単に言えば「X」は様々な意味で使われる言葉があり、「X」だけだとSNSの事だと分からない場合があるからという事です。
日本を代表するロックバンド「X Japan(通称X)」、方程式で使う「X」、人物を示す「X」など、「X」は様々な場面で使われます。Googleで「X」と検索してみると他にも映画のタイトル、漫画の名前、会社名、アプリケーションなど、様々なモノが出てきます。世の中には無数の「X」が溢れており、それらと区別するために(旧Twitter)と書いているわけです。
今後、それら無数の「X」が減っていく可能性は低く、おそらく今後もずっと(旧Twitter)は続いていくと思われます。

そう考えると、「Twitter」というワードは、アプリの中身を的確に表現し、なおかつ唯一性もあり、非常に優れた言葉だったと筆者個人は思います。イーロン・マスクってセンス無いのかも? なんて思ってみたり。

「X(旧Twitter)」は今後どうなる?

(旧Twitter)って入れないと、↑の見出しも「X Japanは今度どうなる?」って意味になっちゃうかもしれませんので、一応書いておきます(汗)。

現在はツイートを「ポスト」、リツイートを「リポスト」と言い方も変わっており、「Twitter」というテキストは、もうドメインくらいしか残っていません。しかし、ドメインが変わる、つまり「URL」が変わるとなると、連携している他のサイトなどで表示されなくなるなど、極めて大きな影響があるはずです。なので、今すぐココは変わらないと思いますが、それも時間の問題かもしれません。
おそらく、最初は「x.com」にリダイレクトされて、いずれは「twitter.com」のドメインが無くなり……みたいな流れになるのでないかと思われます。ちなみに今も「x.com」にアクセスすると「twitter.com」にリダイレクトされます。

正直、そこまで変える必要があるのだろうか? と思わずにはいれませんが、そうなってしまった以上、それに応じた対応が必要になってくるのだろうなと思います。