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沈静化したThreads

実業家イーロン・マスク氏によって様々な改革が行われ、ついに名前まで変わってしまったSNS「X(旧ツイッター)」。そんなXに対抗すべく誕生したメタのSNS「Threads(スレッズ)」は、出た当初こそテレビなどでも大々的に取り上げらえれ、ダウンロード数も5日で1億ダウンロードに到達するなど、大きな話題になりました。
しかし、あれから約二ヵ月。あの熱狂もあっという間に消え去り、今話題になる事はほぼありません。どうしてスレッズは定着しなかったのでしょうか?

スレッズが定着しなかった理由

出た当初はすぐに始める芸能人も出てくるなど、大きな話題となったスレッズ。しかし今や話題になる事はほとんどありません。テレビやネットなどもツイッターを「X」と言い始め、名前が変わった事を受け入れ始めています。そして、「スレッズ始めました!スレッズ見てください!」と言ったアナウンスがされている所を筆者は見た事・聞いた事がありません……。
それは数字にも表れており、7月31日の時点で利用者数が82%減少したというニュースもあり、世界的に見ても定着していない事が分かります。

何故、スレッズは定着しなかったのか?
筆者が思うに、「スレッズに乗り換えるメリットが無い」からだと思います。Xには無く、スレッズにはある機能が無いので乗り換える意味が見い出せないのです。当サイトもXアカウントはありますがスレッズアカウントはありません。出た時は「ウチも早くこのビッグウェーブに乗った方が良いのか?」などと思いましたが、現状を考えると、あえて今スレッズアカウントを作る意味は無いと判断しています。また、当サイトにはインスタグラムアカウントが無く、スレッズを作るにはセットでインスタグラムも作らないといけないので、それが面倒というのもあります。
ただ、インスタアカウントが無くても作れるという仕様になったとしても、「Xがあるから別にいいか」という思い、きっと作る事は無いでしょう。

多くの人がそう思っているからこそ、スレッズは普及しないのではないかと思います。最近、Webからも作れるようになったのは良いと思うんですけどね(汗)。

スレッズが復活する日は来るのか?

スレッズがX以上、いや、せめてXぐらいの普及を見せるには、やはり「独自性」が必要だと思います。ただ、Xが普及したのは欲しいと思っていた機能が一通りあったからでもあり、そこから更に革新的な機能を作り出すのは非常に難しいと思います。それができるかどうかがスレッズが人気を得られるかどうかのポイントになると筆者は思います。

半年後、再びスレッズに関する記事を書きたいと思います。その時「スレッズ、ついに人気爆発!」となるのか「もはやあるのかも分からないスレッズ」となっているか、気になる所です。