「かはく」がクラファン実施で3億以上が集まる!
「かはく」の通称で呼ばれている日本屈指の博物館である国立科学博物館。その国立科学博物館が入館者の減少、物価高騰などを理由にクラウドファンディングを行いました。目標金額は1億円でしたが、この金額をわずか9時間で達成。2023年8月8日正午の時点で3億円という驚異的な数字を叩き出し、大きな話題となっています。
国立科学博物館とは
国立科学博物館は東京台東区、上野公園内にある博物館です。上野公園内の他、東京都港区にある附属自然教育園、茨城県つくば市にある筑波実験植物園内にもあり、合計3ヶ所あります。通称は「かはく」。
日本を代表する博物館であり、500万点近い資料が保存されています(常時展示は約14,000点)。忠犬ハチ公やニホンオオカミの剥製、恐竜トリケラトプスの実物標本、月の石などが展示されており、皆さん、一度は見た事があるのではないでしょうか?
そんな国立科学博物館ですが、新型コロナウィルスによる入館者の激減、昨今の物価高の煽りを受け、資金面で大きな危機が訪れていました。そこでクラウドファンディングという形で資金を集める事にしたのです。
かはくのクラファン詳細と結果
行われているクラウドファンディングは「READYFOR」。目標金額は1億円。期限は2023年11月5日まで。
大きなポイントはリターンです。リターンとはプロジェクトに支援した金額に応じてもらえるサービスの事で、今回のクラウドファンディングでは40を超えるリターンが用意されています。その内の一部をご紹介します。
【5,000円】
研究ノートのデザインを使用したトートバッグ
【7,500円】
数々の標本をかたどったアクリルスタンド
【15,000円】
オリジナル図鑑
【50,000円】
立体ペーパーウェイト(文鎮)
【100,000円】
昆虫標本作製セット(解説付き)
【500,000円】
科博廣澤航空博物館に保管されている「YS-11量産初号機」のコックピットに乗れる権利
※他にも数多くのリターンが用意されているので、詳しくは公式ページを確認してください。
どれもこのプロジェクトでしか手に入らない貴重なモノであり、これらの効果もあり、プロジェクトを開始してわずか9時間で1億円を達成。丸一日が経過した8月8日正午の時点で3億円に達しています。終了が11月5日なので、このままの勢いで増えていったら恐ろしい金額になりそうです(途中で鈍るとは思いますが)。
ここまで多くの金額が集まった理由としては、貴重な返礼品(リターン)に注目が集まった事が最大の原因だと思われますが、他にも日本屈指の博物館のピンチを助けたいという気持ちが集まった事もあるのではないかと思われます。
これを書いてる時点でプロジェクトはまだまだ実施中なので、興味のある方はぜひともこのクラウドファンディングに参加してみてはいかがでしょうか?
【サイトはコチラ】
https://readyfor.jp/projects/kahaku2023cf
画像提供:READYFOR