引用元:「アキコ」公式サイト

日本一の電気街

筆者は今は埼玉県に住んでいますが、4~5年前までは東京の鶯谷に暮らしていました。元々アニメやゲームオタクだったので、休日はもっぱら秋葉原に行って色々なお店を見て回るのが楽しみでした。
そんな、日本有数の電気街として外国人にも知名度の高い秋葉原ですが、そのアキバでだけ使える電子通貨が誕生しました。

電子通貨「アキコ」

「アキコ」は主に秋葉原周辺で使用できる地域限定電子通貨です。「アキハバラのコイン」という事で「アキコ」です。女性の名前になっている所はいかにもアキバらしいなと思います。ちなみにコインの単位が「アキコ」となっており、つまり「100アキコ」などと表します。

システムとしては、「まちのコイン」というスマホアプリをインストールし、QRコードなどを介してコインを貯めたり使ったりできるというモノです。
PayPayなどのモバイル決済などとは違い、日本円をコインに替えて決済するというモノではなく、加盟しているお店・施設に立ち寄ったり利用したりする事でコインが貯まり、そのコインを利用して割引きなどの様々なサービスが受けられます。基本的に現実のお金が動く事はありません。
例えば作らないプラモデルを寄付したり、加盟店の指定ツイートをリツイートしたり、模型屋で買い物をしたりするとアキコが貰えます。そのアキコを使う事で、ホテルで漫画が1時間読み放題になったり、メイドカフェで特別な“おまじない”をしてくたり、お寿司が食べたりする事ができるのです。

引用元:「アキコ」公式サイト

サービス開始時は、SEGA秋葉原4店舗、神田明神、秋葉原ワシントンホテル、 メイドカフェ「リリアンプリアン」、とらのあな、サンコーレモノショップ秋葉原総本店、パフォーマンス集団「リアルアキバボーイズ」など18ヵ所で利用可能との事。
貯めるのも使うのも、基本的に全て秋葉原周辺のお店や施設となっており、これを利用する事で更なる地域活性化を目指していくという事です。公式サイトでは直近12週間でどれだけの「アキコ」が流通したか表示されており、既に160万アキコが流通しているようです。

今回も利用されている「まちのコイン」は、2019年に神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、東京都下北沢周辺など、これまでに14の地域に導入されており、今回の「アキコ」が成功すれば、更なる利用地域拡大が予想されます。
「アキコ」は2022年1月26日からサービス開始予定となっています。

全国ではなく地域で

筆者が以前記事にした「プレミアム付き商品券」も地域限定のモノでした。ふるさと納税なども当てはまると思いますが、最近は地域を活性化させる為の様々なサービスが生まれています。その地域に住んでいる人ならば間違いなくその恩恵は受けられるはずです。
ご自身が住んでいる場所で何かしらのサービスをやっているなら、ぜひともチェックしてみてはいかがでしょうか?

【公式サイトはコチラ】
https://coin.machino.co/regions/akihabara