虚偽投稿

元日に起きた大地震で…

2024年1月1日に石川県を中心に発生した「能登半島地震」は、これを書いている今現在も安否確認や救助作業が続いており、予断を許さない状態が続いています。1月2日には羽田空港で飛行機同士の衝突事故が起き、「令和6年は不吉な年になるのでは?」などと言った意見も飛び交っています。

そんな能登半島地震に関してSNSでは多くの投稿がされていますが、中には「嘘」の投稿も散見されており、真偽の確認には慎重な判断が求められています。

能登半島地震の虚偽情報

能登半島地震に関しては「被災した自身へ寄付を求める投稿」が詐欺である可能性が高いというニュースが報道されたり、東日本大震災の時の津波の映像を今回の地震による津波だとする投稿があったり、「息子が埋まっている」「家に閉じ込められたから助けてほしい」という嘘の投稿がされたりと、混乱をきたす投稿が散見されています。
一体どんな目的があってこんな事をしているのかは分かりませんが、「詐欺」や「いたずら」ならば許せない行為と言えます。

過去にもあった「虚偽投稿」

過去を振り返ってみれば、SNSが普及してから、こういった大きな出来事に対して多くの虚偽投稿がされてきました。
2001年9月11日に起きた同時多発テロの時は「政府の陰謀である」と言った投稿が多く見られましたし、2011年3月11日に起きた東日本大震災の時には「有害物質が雨と一緒に降ってくる」と言った情報が出回りました。
2016年に起きた熊本地震に関して「動物園のライオンが逃げ出した」という虚偽投稿が広く出回ったのは、皆さんも知っているのではないでしょうか?

と、大きな出来事に際して、嘘か本当か分からない情報が出回る事は世の常とも言えます。人間がいる限り、こういった行為がゼロになる事は無いでしょう。

非常事態の場合、それが嘘なのか本当なのかを、当事者ではない人たちが判断するのは非常に難しいと言えます。対策としてはその投稿の出所がどこなのかをシッカリと調べる事が有効ですが、細かく調べられない事もあるので、なかなかに難しいのが現状です。
特にお金などを求めるような投稿に関しては、慎重になった方が良いでしょう。もしも寄付などをするなら、自治体や著名人など、信頼できるモノを経由するのが間違いないと思います。

こういった投稿が少しでも減る事を願うばかりです。