マイナ保険証

紙の保険証、廃止決定

紙の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに保険証としての効果を付与するという国の方針がどうやら確定したようです。厚生労働省は2024年12月2日で、現行の紙の健康保険証の発行を終了する方針を固めました。
その後はマイナンバーカードを利用しないと、保険は利用できないという事になりそうです。

対応策について

長い歴史を持つ健康保険証を廃止するというのは、容易な事ではありません。2024年12月までにマイナ保険証を用意できなかった場合、保険が適用されず、医療に多大な費用がかかってしまう可能性があります。
その為、今現在、以下のような対応が取られています。

・廃止後も1年間は紙の保険証は利用可能
・マイナンバーカードを持っていない人の為に代わりとなる「資格確認書」が発行

なので、マイナ保険証を持っていなくても、すぐには困らないと思いますが、「資格確認書」もおそらく永遠には使えないと思われるので、いずれは用意する必要がありそうです。

批判は称賛に変わるのか?

マイナンバーカード、およびマイナ保険証については、以前から様々な意見があり、批判も決して少なくありません。
マイナンバーカードはあくまで「任意」であるにも関わらず、保険を適用する為には必ずマイナンバーカードが必要となる為、「結果的に強制ではないか」という意見や、「資格確認書」が保険証の代わりであり、わざわざ用意する意味があるのか、などと言った意見が多く出ています。

現在、マイナンバーカードの普及率は76%、マイナ保険証の利用率はわずか4.5%にとどまっています。多くの人がまだマイナ保険証を使っていないという事になります。

地デジのように普及すれば文句も出なくなるのか、変わっても文句が出続けるのか、この辺りは政府の腕の見せ所と言えそうです。