空飛ぶクルマ

大阪・関西万博の「空飛ぶクルマ」

2025年に開催予定の大阪・関西万博。その万博において、国内で初めて商用運航される予定として発表されているのが「空飛ぶクルマ」です。その名の通り「車でありながら空も飛べる」という、まさに夢の乗り物です。

先日、その「空飛ぶクルマ」による有人でのテストフライトの模様が公開されましたが、その映像に対してSNSなどツッコミが入る事態になっています。

空飛ぶ車のテストフライト

今回、報道陣に公開されたテストフライトは、西村康稔経産相によるⅩによると、万博で運行予定の「空飛ぶクルマ」4社のうちドイツのボロコプター社のモノとの事。
通常のヘリコプターとは一味違う、ドローンのような羽を持ち、人が乗れる部分はかなり小さめな設計。プロペラを回すと30メートルの高さまで浮かび上がり、そのまま約500メール四方を旋回し、再び着陸しました。映像を見る限り、一般的なヘリコプターとそれほど大きな違いは無く、危険性は無さそうに見えます。

日本航空などによると、実際に万博では別の機体が運航予定との事ですが、万博会場を「空飛ぶクルマ」で移動する事が、現実味を帯びてきたと言えます。

これは「クルマ」なの?

しかし、SNSではテストフライトとは別の部分でツッコミが殺到。それは「これはクルマなのか?」というもの。「ただの小型ヘリ」「有人ドローン」と言った言葉が噴出しました。
確かにどこからどう見てもヘリコプターであり、車輪もありません。羽をしまう事もできなさそうで、このままの姿で車道を走るのはどう見ても無理そうです。
「ブレードランナー」や「フィフスエレメント」と言ったSF映画などに出てくるような、まさに今車道を走っている車がそのまま空を飛ぶというイメージがある為、かなり乖離した姿に戸惑う人が多かったようです。

万博は大丈夫か?

大阪・関西万博は建設費の問題、パビリオンを出展する国の撤退など、多くの問題を抱えています。理想とした形で開催され、シッカリと黒字化できるのか、不安視されています。

今回の「自称・空飛ぶクルマ」を始め、お客が想像する姿が描けるのか、気になる所です。