イオンカード

ある日、イオンカードからメールが

ある日の事、イオンカードから何の前触れも無く、メールが届きました。それはこんな内容でした。

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【差出人】AEON株式会社 <annoit×AEON.com>
【件 名】イオンカード会員 緊急のご連絡.!!!!!!
【内 容】
AEON CREDIT 銀行利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。

つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。

■ご利用確認はこちら(リンク)

ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
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なんと! 自分じゃない誰かがカードを利用したらしいです! それは大変だ! 急いで確認しないといけません!

……と、一瞬思ったんですが、このメール、じっくり見てみるとおかしな所が結構あります。もしかしたら、このメール、詐欺かもしれません。前にも似たようなメールが来た事がありましたし。

今回は、このメールについて調べてみたいと思います。

おかしな所

詐欺メールは本物ソックリに見えますが、必ずどこかにおかしな部分があります。このメールも、キチンと見てみるとおかしな部分がいくつも見つかりました。

●件名がおかしい
大手企業が「!!!!!!」なんてテキスト、使いますかね? 私だったら120%使いません。しかも、中身はネガティブな内容です。焦る以前に腹が立つテキストだと思います。

●「AEON CREDIT 銀行」は存在しない
「AEON CREDIT 銀行」という銀行はこの世には存在しません。存在しているのは「イオン銀行」です。「ちょっと間違っただけでは?」と思うかもしれませんが、この間違いが大事なのです。大手企業が自分の会社名を間違えるなんてありえないからです。

●「.com」は存在しない
今回貰ったメールの差出人は「annoit×AEON.com(@は×に変換しています)」ですが、公式サイトをチェックした所、「.com」からメールが送られる事は無く、必ず「.co.jp」からだと明言されています。なら、このメールはどこから来たのでしょう?

1つでも引っかかったらアウトではあるんですが、更にもう1つ、確信的な要素が見つかりました。

飛んだ先がおかしい

※詳しく分からない方はやらないよう、お願いします。

せっかくなので、書かれてあるリンクをクリックしてみました。すると、パッと見、イオンカードのログインページに飛んだんですが、本物とは間違いなく違う部分がありました。それはURLです。
本物は「aeon.co.jp」なんですが、メールに書いてあったURLをクリックして飛んだページは「kaderoktem.com」でした。まったく似ていません。似せる気すら無いように思えます。

これで100%と断言して良いでしょう。このメールは詐欺であると。

おかしな所を探せ!

詐欺メールはテキストなりリンク先なり、必ず「おかしな所」があります。まあ、そもそもこのメール自体がおかしいんですが……。
「アクセスして確認してください」なんて言われたら、絶対にすぐに指示には従わず、調べてみてください。ネットで調べれば、大抵の事は出てきますから!