電気代高騰

原子力発電の停止、石炭・液化天然ガスの輸入価格高騰などにより、ここ最近、電気代は常に上がり続けています。筆者は数年前からアプリで電気代の管理をしているのですが、今年(2022年)の電気量はどの月も去年を超えています。そんなに使っているつもりはないのに、です。
その分収入が増えるなら良いんですが、そうもならないのが今の日本です。となると、直近でできる事と言えば、「電気代の節約」です。
この時期の電気代節約と言えば、エアコンが真っ先に挙げられますが、今回はちょっと変えて「給湯器」の節約についてお話したいと思います。

給湯器の節約方法

お湯を沸かす際に必要な給湯器。お風呂でお湯が出なかったら大変ですよね。数年前、筆者宅では給湯器が壊れ、1週間ほど銭湯通いをしいましたが、お風呂に入る為だけにわざわざ出かけるのはとても面倒でした。お金も結構かかっちゃったし。

そんな給湯器ですが、一般的な給湯器は電気だけでなくガスも同時に使います。装置自体は電気で動かしますが、実際に水を温めるのはガスだからです。ガスは通水(水が流れる事)で起動する為、水が流れていない時はガスは使いません。
「水を使う時でないとガスは使わない」という構造の為、給湯器自体のON/OFFとガス代は関係が無いわけです。

一方の電源ですが、水を温めている時はもちろん電気を使いますが、お湯を使っていない時でも電源をONにし続けていれば通電自体はされているので、電気を使います。
つまり、使っていない時は電源をOFFにしておいた方が電気代は減るのです。ちなみにこれは「電気給湯器」でも同じです。

エアコンは付けっぱなしがいいと聞いたけど

エアコンは「少し離れるくらいなら、付けっぱなしの方が電気代は安く済む」と聞いた事がある人は多いと思います。これはその通りで、エアコンが最も電気を使うのは「付け始め」の時だからです。ONにする度に多くの電気を使う為、少しくらい(30分以内)なら付けっぱなしの方が良いと言われているのです。

ただ、これはあくまでエアコンの話。一般家庭の給湯器はエアコンのように数時間も使い続けるモノではありません。お湯が必要な時だけの使用ですし、付け始めに大きく電気を使うわけでもないので、給湯器にはエアコンの考え方は通じないのです。

気になる節約金額

話を戻して給湯器です。こまめに電源をOFFにする事で節約される金額は年間300~500円程度です。月にすれば25~42円くらいになります。
……正直、この金額ならば節約するほどではないと思う人もいるかもしれません。それについては個々の判断になりますが、少しでも安く済ませたいならやってみてはいかがでしょうか? ボタン押すだけなら簡単ですからね。