当サイトのツイッターに…

それは、3月30日の午前5時39分の事でした。当サイトのツイッターにこんなDM(ダイレクトメール)が届きました。

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【差出人】Makoママ活紹介
【内 容】
突然DM失礼します。
あなたのTwitterを拝見した結果、まま活男子にふさわしいと思いDM送らせて頂きました。
早速mama活生活STARTしたい方は固定ツイート見て下さい。
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一昔前、ニュースなどでも話題になった「ママ活」を紹介してくれるダイレクトメールです。今でもあるんですね、ママ活って。もうとっくに無くなったものだと思ってました(汗)。

まあ、当サイトのツイッターアカウント(つまり個人ではないツイッターアカウント)に送られてきた時点で、真面目に取り合う必要は無いとは思いますが、せっかくなので徹底的に分析して、晒してみたいと思います☆

ママ活とは?

ママ活とは、「男性が食事やデートの見返りとして金品を受け取るなど経済的なサポートをしてくれる女性を探す活動」の事。それ以前に若い女性が年上男性からサポートをしてもらう代わりに食事やデートをする「パパ活」というモノが流行り、それの「男性版」として誕生したと言われています。

こういうモノを聞くと、筆者のようなおじさんはどうしても「援助交際」を思い出してしまいます。お金が欲しい女がスケベ心のある男と会い、お金をもらう代わりに「女性を売る」という行為自体は、程度の差はあれ、どちらも変わりません。なので、筆者にはどうにも「援助交際がただ単に言葉を変えただけなんじゃないか」と思えてしまうわけです。

そして、その逆である「男がお金をもらう代わりに女性に男を売る」という行為は、これまでの長いエロの歴史を見ても、非常に成立しにくいと筆者は考えており(男が女を買う事は多いが、その逆はほとんど無い)、「そんな事、本当にあるのか?」とアヤシサを感じてしまいます。

まったく無いわけではないでしょうが、はたして、今回のダイレクトメールはどうなのでしょう?

怪しい点

まず、このメールで最も怪しいのが「何故、当サイトのツイッターに送ってきたのか?」という事。
見て分かる通り、「未来ガジェット」の公式ツイッターは「個人」ではなく「Webサイト」のツイッターです。そのWebサイトの中には活動している人がおり(筆者もその一人)、その人物が男か女かなんてツイッタープロフィールを見ただけでは分かりません。ましてや個人的な事を書いてるわけでもありません。
にも関わらず、「あなたのTwitterを拝見した結果、まま活男子にふさわしいと思い」と書いてあります。ここから導き出される答えは「だれかれ構わず、適当にDMを送りまくっている」という事です。

相手のツイッターを見てみると、顔こそ隠れているものの、いかにも美人そうな感じの女性の画像を使用したツイートが投稿されていました。そしてテキストには「美人まま多数在籍」の文字が。キャバクラかよ(汗)。
お金云々も確かに魅力的ですが、それ以上に美人な女性とお近づきになりたい男をおびき寄せる為の投稿にしか思えません。

「ママ活」という男性にとって魅力的なワードを使って、スケベな男達を集めて詐欺して金取ってやろうという魂胆が見え隠れしてる気がしてなりません。

ちなみに相手のツイッターアカウントは、2022年3月に作られ、フォロー数もフォロワー数も0。……何か問題が起きてもすぐに捨てられるアカウントなんでしょうね、きっと。

実際にサイトに飛んでみた

百聞は一見に如かず。書いてあるURLを実際にクリックしてみました。すると「大人のママ活-pink-」というページに飛びました。スタイル抜群の女性達の画像が数多く掲載されており、サイト名のごとくピンクな匂いがピンピンします。アヤシサ130%です。
マッチングアプリのように、このサイトで女性とやりとりするのではなく、なんでもLINEで友達追加をすれば連絡が来るらしいです。せっかくなので、友達追加もしてみました。すると、すぐに連絡があり、「希望の県などを教えてね」との事。
さすがにここからは面倒臭くなった(&怖くなった)のでやめました(汗)。

この「大人のママ活-pink-」というサイト、利用規約も何も無く、それでいながら「3桁(100以上のお小遣いという意味)続出」「AV女優在籍」「美女しかいない」「性的関係もOK」などと、男にとって極めて魅力的な言葉が並んでいます。でも、普通に不特定多数の女性を募っているなら「美女しかいない」とか「性的関係OK」なんてありえないはずですけどね。というか、個人情報の漏洩じゃない? それって。

結論:君子危うきに近づかず

テレビのニュースにもなったくらいですから、ママ活も確かにあるとは思います。キチンとルールを守った上で楽しんでいる人もいるのでしょう。ただ、グレーな部分も多く、騙してやろうと考えている人が多いのも事実です。個人的には詐欺の方が圧倒的に多いんじゃないかと思っています。おそらく、今回もらったメールもそうだと思います。

男子諸君はホイホイ付いていかず、一度立ち止まって調べるようにしましょう。